先輩パパに聞いた!男性育休取得のきっかけと1日のタイムスケジュールを大公開
2023/06/12
わが子とのかけがえのない時間を過ごすための男性育休。そんな、黄金のような体験をした先輩パパの体験談と一日のスケジュールをお届けしよう。
2014年サッポロビール入社後、SCM部を経てポッカサッポロ社dX推進部で主にサプライチェーン DX企画・開発に従事。現在、2歳5ヶ月の長女と、10ヶ月の長男の2児のパパ。長男の誕生をきっかけに、2022年3月から1年間の育児休業を取得。
共働きと育児を両立するため
1年間の育休取得を決意
「長女のときは、働きながらの育児だったので、成長を見逃す度に悔しく思っていました。なので、長男が生まれたときは、半年以上は絶対に育休を取ろうと決めていたんです」。そう話すのは、育休真っただ中の小村崇さん。長期の育休取得を決心した理由は、共働きをしながら育児を続けるためでもある。
「共働きになる将来を考えたとき、夫婦どちらでも家のことができるようにしたかったのと、保育園選びなど2人で考えることで夫婦の目線を合わせたいと思いました」。そのため、小村家では、夫婦の意見をすり合わせる時間を設けている。
「不満や気づきをメモに書き出して週に一度話し合います。その場だと感情的になってしまうことも、ミーティングまでに言語化することで冷静な話し合いができていますね」。この経験は復職後にも生かせそうだという。
最後に育休を取得して感じたメリットを教えてもらった。「育児に対する自信と、夫婦の結束感が増した気がします。子供はすぐに成長してしまうのでその瞬間を見逃さないためにも、ぜひ一歩踏み出してみてください」。
ある1日のタイムスケジュール
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AM9:00 パパは娘と公園へお出かけ。ママは息子とお家で遊ぶ
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PM1:00 昼食
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PM5:00 お風呂 一番忙しい夕方からは子どものペースを最優先。夫婦のチームワークの見せどころだ!
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PM7:00 4人で夕飯&晩酌 晩酌はご飯を食べながらほどほどに楽しむ
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PM8:30 歯磨き・寝かしつけ開始
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PM9:30 夫婦MTG 週に1度のMTGは夫婦の足並みを揃える大事な時間
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PM10:00 リラックスタイム 夫婦でゲームをしたり、資格勉強に勤しむ。
↓ 復職後を考えて行動すると社会との繋がりを感じて不安が和らぐそう。
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PM11:00 就寝 ゲームや勉強はここまで。スケジュール管理の徹底こそ育児中でも楽しむコツ
すぐに真似できる! 育児を楽しむヒント
スコア化して夫婦で共有
よく行く公園や保育園をリストアップし、条件ごとに3段階評価で客観的に分析。スコアが見える化されることで、夫婦ミーティングがより建設的な議論の場に。また、特徴も把握できるため共通認識の指標にもなる。
晩酌にノンアル飲料を取り入れる
左:うまみ搾り 実勢価格171円前後(税込)
右:LEMON’S FREE 実勢価格156円前後(税込)
育児中の「飲めない日」は、ノンアル飲料で晩酌を楽しみつつ、ストレスを溜めないのが小村家流。サッポロビールの『うまみ搾り』や『LEMON’S FREE』は満足度が高いと、お酒好きの方からも好評とのこと。
男性育休取得率81.2%※を達成した
サッポロビールの環境つくりとは
お子様が誕生した男性社員には、人事部長から直接お祝いと育休制度についての案内をメールにて行っています。その際に、CCに所属長と人事労務担当者を入れておくことで、周りのメンバーにも理解を促しています。また、育休制度を理解するツールとして、オリジナルの「育児・家事ガイドブック」などを作成しました。現在は、取得率100%の達成に向けて、社員が自分の育休中の収入を見える化できるシミュレーションを作成中です。(サッポロビール人事部 D&I企画担当 田村里美さん)
※2022年度
FQ JAPAN VOL.66(2023年春号)より転載