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インタビュー

ディーン・フジオカ「物理的な場所がどこであれ、 家族がいるところが僕の居場所」

誉&若宮の名探偵バディが、謎に満ちた“ファミリー”の闇に迫る! 日本映画の歴史に、背筋震わす本格心理スリラー映画が6月17 日に公開。誉獅子雄を演じるディーン・フジオカにとっての“家族”とは? 雑誌に掲載しきれなかった内容も含む、インタビュー完全版!

その謎解きを、後悔する!?
華麗なる一族の闇とは

背筋を震わす新たな本格心理スリラー映画が、6月17日にいよいよ公開される。その映画こそ世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とした、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄(ほまれ・ししお)と岩田剛典演じる若宮潤一が唯一無二の名探偵バディとして難事件を解決する連続ドラマ「シャーロック」の劇場版が『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』だ。

本作は、熱狂的なホームズファンの間で最高傑作との呼び声が高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、“華麗なる一族の闇”に獅子雄と若宮がその真実に迫るストーリーだ。舞台は、瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。この家族にどんな闇が潜むのか。広義での“家族”をテーマにした物語である。

また、今回は獅子雄に頼ってばかりいた若宮が初めて冒険の一人旅に出るお話でもある。ディーンは「人が成長するには旅が必要です。送り出す側は、最低ラインの道筋のようなものを作ってあげて、『あとは自分でやってみな』と背中を押してあげればいいのだと思います」と語る。若宮がどんな成長を遂げるのかも見どころだ。

家族は、いつ、どこにいても
お互い支え合える仲間

家族の存在とは? その質問に彼は次のように答えた。
物理的な場所がどこであれ、家族がいるところが僕の居場所です」。

彼の家族への思いは、オフィシャルファンクラブ【FamBam(ふぁむばむ)】に集約される。FamBamは、“Family Always Means Backing Any Member”の略称で、「いつ、どこにいても、家族のようにお互い支え合える仲間」。Backには、支持する、経済的な支援をする、賛成する、承認するなどの意味がある。

実際、彼の家族は、彼が生まれた福島を越え、日本全国、そしてアジアに住む子供たちも含まれる。ファンクラブが発足した2016年に行った初めてのフードドライブでは、1.5トンもの食糧を集め、2021年に行われた2度目のフードドライブでは、2.5トンもの食糧がFamBam会員から寄せられ、フードバンクに寄付した。また、2021年の絵本寄贈プロジェクトでは、彼が制作した絵本『ふぁむばむ』が保育園や幼稚園、小児医療施設、障害者福祉施設やモンゴルの公立幼稚園・小学校など約2000もの施設へ、「セーブ・ザ・チルドレン」を通じて届けられた。この絵本もまた広義での“家族”をテーマにした物語だ。

「コロナウイルスによるパンデミックで、離れて暮らす家族と会うのが制限されました。でも、その影響を一番受けたのは自分の力では衣食住を維持することができない被保護者の子供たちや、経済的に厳しい環境にならざるを得なかった方たちでしょう。そんな方たちが、自助努力では抜け出せない負のスパイラルを断ち切り、正のスパイラルへと転換させるきっかけとなることに少しでも貢献できたら。そんな思いがありました」。

お互いに手を伸ばさないと
届かない場所にMPはある

「理解し合い、愛し合うことの大切さを実感するためには、他者との共感、他者への感化が必要不可欠です。この絵本が双方向に働くイマジネーションの力を育むきっかけにつながりますように」という彼の願いが込められている。その想いに感化され、600を超える施設から喜びの声が届けられた。

「絵本の内容について、よくわからないとか、ちょっと怖い、そんな声もありました。でも、楽しめる絵本というのは、“余白”がある。余白があるから想像力が膨らみます。想像力は、訓練しないと膨らんでいかない能力です。この絵本がそれを培う一端になれば。何かを見て共感することは、“受け取る”こと。そして感化は、アクションを起こすという1つの能力です。感化し合えるそのミーティングポイント(MP)は、お互いに手を伸ばさないと届かない場所にあります。この絵本が、感化される能力を訓練するデバイスのひとつになれたらいいな、という思いを込めました」。

自分の価値観を
世界中の家族と共有したい

彼は今、多忙を極め、家族と一緒にいられる時間は限られる。「自分が押し付けたくない価値観は、やっぱり人にも押し付けたくないですし、僕の仕事をまだよく理解できない小さい子供たちでも、1本の筋が僕の中でちゃんと通っていれば、それがタイムカプセルとなって、いずれ彼らが大きくなった未来に理解できると信じています」。

家族は、いつ、どこにいても、お互い支え合える仲間。世界中にいるそんな自分の家族を幸せにするため、ディーン・フジオカの挑戦の旅はこれからも続く。

 

DATA

『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
2022年6月17日(金)全国東宝系にて公開


瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が、莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家は死の直前、美しき娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼していた。真相を探るため、ある閉ざされた島に降り立つ獅子雄と若宮。二人を待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、犬の遠吠え。容疑者は、奇妙で華麗な一族の面々と、うそを重ねる怪しき関係者たち。やがて島に伝わる呪いが囁かれると、新たな事件が連鎖し、一人、また一人消えてゆく。底なし沼のような罠におちいる若宮。謎解きを後悔する獅子雄。これは開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか? その屋敷に、足を踏み入れてはいけない―― 。終わらない謎へ、ようこそ。

出演:ディーン・フジオカ 岩田剛典
新木優子 広末涼子 村上虹郎 渋川清彦 西村まさ彦
山田真歩/佐々木蔵之介・小泉孝太郎・稲森いずみ 椎名桔平
監督:西谷弘
配給:東宝
HP映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』公式サイト

©2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会

 

PROFILE

ディーン・フジオカ
ディーン・フジオカ
1980年生まれ、福島県出生。大学卒業後の2004年に香港でモデルの活動をスタート。その後は台湾を拠点にドラマ、映画などに出演し、2015年に日本の連続ドラマに初出演。現在は俳優にとどまらず、ミュージシャンや映画プロデューサーなど幅広い才能で活躍中。日本テレビ×Hulu共同制作ドラマ「パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜」(日本テレビ系)が放送中。

2017年のディーン・フジオカさんのインタビュー記事はこちら!

 


写真/松尾夏樹
文/脇谷美佳子
スタイリング/金光英行(CEKAI)
ヘア&メイク/花村枝美(MARVEE)

衣装:カットソー ¥17,600(COGNOMEN/Sakas PR 03-6447-2762)、サングラス ¥33,000(EFFECTOR/オプティカルテーラー クレイドル青山店 03-6418-0577)

 

FQ JAPAN VOL.63(2022年夏号)より一部転載

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