売上の1%が環境保全や衛生活動に! 赤ちゃんにも地球にも優しいスキンケアって?
2021/12/15
1952年の創業当時から、SDGsの視点を持って事業を展開するサラヤ。世界の衛生・環境・健康に貢献することを目標にするその取り組みに注目しよう。
世界中の様々な社会問題を
ビジネスを通して改善する
サラヤの創業は、戦後間もない1952年。当時日本は赤痢の流行が社会問題になっていた。「薬が買える一部の豊かな人だけでなく、誰もが伝染病の脅威から逃れられるよう有効な手洗いに着目したサラヤは、手洗いと同時に殺菌・消毒ができる日本初の薬用石鹸液を開発しました」と廣岡氏。
「併せて日本全国に手洗いの啓発と商品を展開。衛生意識を高めて多くの人の病気を予防しました」。それはSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に合致する。
つまりサラヤは創業時からSDGsの視点を持ち事業を展開しているのだ。他にも生物多様性の保全に努めるなど、様々な社会問題の改善のために貢献している。
2015年のSDGs採択のずっと前から
世界の衛生環境のために貢献
学校や駅のトイレなどにある緑色の石鹸液。これもサラヤのロングセラー。「トイレの後には手を洗おう」などの標語も作り、手洗いの大切さを伝えてきた。
1952 赤痢を予防するために手洗い習慣を広める
手洗いと同時に殺菌・消毒ができるヤシ油由来のシャボネット石鹸液と衛生的な専用容器を考案。日本全国の公共トイレに採用され、日本に衛生習慣を広げた。
1979 アルコール噴霧ができるハンドサニターSを販売
今の手指消毒アルコール剤の前身となる商品を開発。以前は両手を液に浸して消毒していたが、アルコールを加えた消毒剤の開発により、手指消毒が飛躍的に進歩。
2014 アフリカのウガンダで消毒剤の生産工場が稼働
途上国の人々の雇用に貢献するために、アフリカや東南アジアに生産工場を創立。そのおかげで、コロナ禍でのウガンダの感染予防にも貢献できた。
エシカル消費で
SDGsに参加しよう!
エシカル消費とは「環境や社会、人などに配慮されたものを選ぶなど、社会問題の解決につながるような消費をすること」をいう。
サラヤの商品を購入すると、サラヤが実施するSDGsな活動を応援することができる。
Action01
熱帯雨林で生きる動物を守り
生物多様性の保全を目指す
原料の1つでもあるパーム油の世界的な食糧需要の増加は、熱帯雨林を減少させ、そこにいた野生動物たちの棲み家を奪っていた。
そこで、サラヤは持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)に加盟。ボルネオ島の野生動物たちを救うために、開墾地を買い戻して森の再生、動物たちの救出、治療などの活動も続けている。
ボルネオのキナバタンガン川流域には買い戻した「サラヤの森」が広がる。
現地の野生生物局と共に傷ついた象や熱帯雨林の分断で孤立したオランウータンを救出、治療し森へ返している。
2013年には保護した象を一時的に収容できるパドックが完成。見学できる保護施設に。
CHECK!
対象商品の売上の1%が
ボルネオの環境保全に使われる
熱帯雨林だった土地を買い戻し、野生動物が生きられるように回復させる計画などを実施。
左からヤシノミ洗剤、アラウ.ベビー 洗たくせっけん、ウォシュボン
Action02
世界の子供たちに手洗い習慣を
100万人の手洗いプロジェクト
世界の中には水道などのインフラが整わず、十分に“手洗い”ができず、防げるはずの感染症などで命を落とすケースもある。
2006年より武力衝突の場となってきたウガンダは手洗い設備などのインフラ整備が課題。サラヤは2009年より日本ユニセフ協会と協力し、手洗いの設備、手洗い普及の教育啓発を提供している。
水道がないウガンダで手洗い設備を建設。「手洗いで病気を防げる」ことを子供たちへ教育。
5歳未満の子供を持つ母親を含め、大切なタイミングで手洗いする人を増やす活動も行う。
活動を始めて以来、乳幼児死亡や5歳未満児死亡率の数値が改善している。
CHECK!
対象商品の売上の1%がウガンダでの
ユニセフ手洗い促進活動に使われる
住民が石鹸を使った正しい手洗いを知り、広めることで、世界の衛生環境向上を目指す。
ハンドラボ シリーズ
お話を伺いました
サラヤ株式会社
広報宣伝室&ブランド事業部
廣岡竜也さん
2001年サラヤ入社。広告・広報プロデューサー。ボルネオ環境保全活動チームの立ち上げメンバー。
問い合わせ
サラヤ
TEL:0120-40-3636
文:江頭恵子
FQ JAPAN VOL.61(2021年冬号)より転載
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