【トップ対談】赤ちゃん本舗×サラヤ「子育て家族のためにできること」取り組みと展望

2021/09/15

パパ・ママが健康でいられる
食・衛生・サービスを展開

――来年は赤ちゃん本舗が90周年、サラヤが70周年を迎えます。周年のお祝いなどのご予定は？

更家：　これまで、さまざまな社会問題の解決に取り組んできましたが、70周年に向けて、パッケージ素材の見直しやリサイクルなど、脱プラスチックに向けた研究を具体化したいです。2025年には大阪万博も控えています。「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを通じて、日本の姿勢を世界に伝えたいと思います。

味志：　90周年は100周年に向けてのリスタートで、盛り上げていきたいです。キャンペーンやセールなどお客さまに喜んでいただける楽しいことをやりたいです。

更家：　うちからは90周年にちなんで90mL増量の特別企画品をさせていただくなど、お客さまにも喜んでいただけるお祝いをしたいです。

――今後の事業展開のご予定は？

味志：　現在は「妊娠したらアカチャンホンポ」ですが、「妊娠したいと思ったらアカチャンホンポ」となるよう、妊娠前の方にどう貢献できるか検討しています。さらに、子育て中のパパ・ママの暮らしが便利になる商品やサービスを紹介する仕組みも作りたいです。さらに視野を広げていきます。

更家：　地球温暖化や脱プラスチック、生物多様性、貧富の格差などいろいろな問題に対応し、ビジネスを通じて解決を提案していきたいと考えています。社会問題に配慮した商品を安心して購入してもらえたらと思います。また、健康維持のための「食」のマーケットにもチャレンジしていきたいです。

味志：　サラヤさんが「食」をやってくださると、とても安心です。ぜひ一緒にやらせてください。

味志謙司さん

2022年には
赤ちゃん本舗90周年
サラヤ70周年を迎える

1932年：赤ちゃん本舗の前身「小原正商店」創業

1941年：有限会社赤ちゃん本舗設立

1952年：手洗いと同時に殺菌・消毒ができる日本初の薬用せっけん液を開発

1971年：環境への負荷が少ない植物系食器洗剤「ヤシノミ洗剤」を発売

1979年：アルコール噴霧の手指消毒剤「ハンドサニターS」を発売

1985年：パパの育児参加を啓蒙するマタニティスクール（当時は「赤ちゃん大学」）開始

1995年：厚生省許可特別用途食品、カロリーゼロの自然派甘味料「ラカント」を発売

2004年：ボルネオの野生生物救出活動、生物多様性保全の取り組みを開始

2006年：水99％おしりふき発売。（2021年2月時点、累計販売個数3億8,000万枚パック突破）

2007年：株式会社セブン＆アイ・ホールディングスのグループ会社となる

2010年：10月10日（トツキトオカ）を赤ちゃんの日として認定（日本記念日協会認定）

2010年：ウガンダで石けんを使った正しい手洗いの普及活動「100万人の手洗いプロジェクト」を開始

2015年：企業理念、コーポレートメッセージ、ロゴマークを一新

2019年：台湾1号店「アカチャンホンポ　秀泰樹林店」オープン

2020年：2014年よりウガンダで消毒剤を生産。コロナ禍のウガンダの感染予防に貢献

※色によってサラヤと赤ちゃん本舗、それぞれの年表を示しています。

プライベートブランド商品を共同開発
赤ちゃんの肌にも環境にもやさしい！

「洗たく洗剤　6つの無添加　濃縮タイプ」は赤ちゃん本舗とサラヤが共同開発した人気商品。着色料や漂白剤など気になる6つの添加物を無添加に。確かな洗浄力ですすぎ回数が1回で良いのが特徴だ。赤ちゃんの肌にやさしいのはもちろん、時短・節水・節約も実現。植物由来の洗浄成分で、排水は素早く分解され、環境にもやさしいところがパパ・ママたちに好評だ。