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北海道岩見沢市の出産・子育て支援がDXで進化! さらに便利になったアプリとは?

コロナ禍は子育てをめぐる状況を変えた。顔と顔を合わせてリアルに支え合うことが困難な今、社会全体で子育てを支援していく必要がある。大学、自治体、企業が連携して北海道で始まった試みをリポートする。

子育てに関する悩みを
4企業のプロジェクトが解決!

核家族の増加や、ご近所付き合いの減少が原因で、プレパパ・ママは「子育てに関する知識・情報を得にくい」という問題がある。その問題は、外出が制限される社会情勢により更に悪化している。

そんな状況を改善すべく、4企業共同の子育て支援プロジェクトがスタートした。

北海道大学、森永乳業株式会社、エミプラスラボ合同会社、株式会社ORSO(オルソ)は、北大COIの取り組みとして、オンラインとオフラインを組み合わせた子育て支援DX化プロジェクトを共同で立ち上げることに合意した。

COI(センター・オブ・イノベーション)プログラムは、文部科学省と国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する、産学官連携によって革新的なイノベーションの実現を目指す研究開発プログラムだ。

企業の研究成果をパパママに

本プロジェクトが手がけるのは、「家族健康手帳アプリ」のリニューアルだ。

岩見沢市ではプロジェクトと連携して「家族健康手帳アプリ」を無償で配布してきた。子供の「食事」や「身長・体重」などを記録したり、予防接種を受ける時期の確認や、接種登録によるスケジュール管理ができる。

また、アプリ上で保健師などの専門家に、子育て記録をもとにしたアドバイスを受けたり、適切な相談窓口を紹介してもらうこともできる。市内の子育て情報を得るのにも役立つ。

このアプリが、さらにブラッシュアップされるのだ。

6月30日に提供が開始されたのが、「プレママ・プレパパのおなかからの育児講座」。森永乳業の研究員が講師となり、子育てに関する知識をオンラインで提供する。父親・母親学級の中止が余儀なくされるなど、リアルに出産、子育てについて学ぶ機会が少なくなっている今、パパママにとって心強いサービスになるはずだ。

講座内容は、
・妊娠中の食事の大切さ
・妊娠期に気を付けたいこと
・ミルクの作り方・飲ませ方
・赤ちゃんの眠りと1日の生活リズム
など、子育てに必須の基礎知識を扱う。

時代に即した子育て環境を

プロジェクトではアプリだけでなく、ミルクの定期販売や、ユーザー同士のつながりを創出するサブスクリプションサービス「Baby-Sub!」(ベビサブ)をこの秋に開始する予定だ。

岩見沢市の企業であるエミプラスラボ合同会社の栗林千奈美さんは、「妊娠は喜びとともに不安が多いもの。たがいに寄り添い共感しあえるママ・パパたちのコミュニティづくりによって、微笑みの輪がこの地域から全国に拡がるよう取り組んでまいります」と語る。

世の中は大きく変わりつつあるが、親子の絆や、地域など社会で子育てを支えることの重要性は変わらない。時代に即した支援のあり方によって、より出産、子育てがしやすい環境の整備が望まれるところだ。




文:平井達也

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