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インタビュー

「失敗しても大丈夫、いつからでもやり直せる」トーマスたちが教えてくれること

3/26(金)公開の『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』に新キャラクターの声で登場する、賀来賢人さんとジャルジャル・後藤淳平さん。おふたりに映画の見どころや子育てについてインタビュー!

トーマスの新しい仲間は
2人に瓜二つのそっくりさん!?

賀来賢人さん(以下、賀来)「顔がケンジに似ているってみんなに言われるんです。ケンジのあの曇りのない真っ直ぐさがうらやましい。ひとりの男としてケンジには憧れます」

後藤淳平さん(以下、後藤)「僕もサニーにそっくりって! あんなに彫りは深くないですけど、僕のほうじゃなくサニーのほうが僕に寄ってきたんじゃないかと思うんですけど(笑)。似ているところは、のらりくらりその場の空気に流されやすいところかな」


(左)賀来さんが声を担当するケンジ (右)後藤さんが声を担当するサニー

―― 「きかんしゃトーマス」は、生きていく上で大切なことをいつも教えてくれます。トーマスの魅力とは?

賀来やっぱり友情でしょうか。みんなが力を合わせて困難を乗りこえるところが、見ていてハラハラドキドキして目が離せません。うちの子供も大好きです。あとはやっぱり多様性。悪いキャラや他人の才能を嫉妬するキャラとかいろいろな個性を持つキャラクターが登場して、これってまさに世界の縮図。その多様性がトーマスには詰まっています」

後藤「うちの子供もトーマスが大好きです。僕が好きなキャラは、トップハム・ハット卿。今回の映画では、これまでのしっかり者キャラとはちょっと違う。もともと彼は、若い頃に鉄道の技師としてソドー島へやって来て、今はソドー鉄道の局長。昔は偉そうなイメージがあったけど、今回はロボットに乗って走り回ったり、とっても愛らしいキャラですね」

―― おふたりの子育てのモットーを教えて下さい

賀来『ありがとう』『ごめんなさい』はちゃんと言える子に育ってほしいなと思っています。それから、自分の常識を伝えないこと。これはすごく気を付けています。子供たちは僕が生きてきた時とは全く違う時代を生きていきます。僕たちの価値観なんて全く通用しないでしょうから、自分の常識を押し付けない。自由に、なんにでもなれるような環境をつくってあげたいと思っています」

後藤「僕の場合は、しょうもないウソ、自分を守るためのウソ、相手を陥れるようなウソはダメだよと教えているんですが、僕がいつもしょうもない冗談を言うと、子供に『あ、ウソついた!』とツッコまれます。子供に冗談とウソの違いを教えるのって、ホント難しいです

賀来「今回ソドー島に“発明ショー”がきて、ケンジという最新テクノロジーをみんなが目の当たりにして、トーマスたちが『自分たちはもう役に立たないんじゃないか』と不安に駆られます。AI時代だからこそ、ちゃんと人とコミュニケーションがとれることって大切だなと思います。コミュニケーション力って、まずは家族の中でしか鍛えられないので、責任の重大さを感じてしまいます」

―― たしかに子育てにおいて親の責任は重大ですね

後藤「だけどその責任を自分だけで抱えようとしなくていいのかも。公園に連れて行けば不特定多数のいろいろな家族が来ています。子供同士だからケンカになる。これも経験かな、と。オンラインゲームで友達と会話もできるけど、実際に公園で会って、仲良くなるにせよ、もめるにせよ、そういう経験をたくさんさせたいですね。ケンカの仲裁にどんなタイミングで入るかどうかも、親として悩みどころです。家庭の方針もみな違いますし、親同士、水面下でせめぎ合っているのを感じます」

賀来「僕も公園に子供を連れていくんですけど、見ていて危ないなと思うとついこわくなっちゃって、すぐ『そこは登らないほうがいいんじゃないの?』『そこは危ないんじゃないの?』と小声でさりげなくささやいちゃいます(笑)。最近はなるべく言い過ぎないように気をつけていますが、なぜかそう時に限って、ガーンとぶつけちゃったりして」

後藤「あー、僕も先回りしちゃいますね。最近、子供に缶ジュースのプルトップを開けてといわれて、プシュッとすぐに開けたら、ママに『簡単に開けたらあかん。本人に開けさせないと!』って叱られました(笑)。僕もすぐに手伝っちゃいます」

―― 最後に作品の見どころを教えてください

賀来「今回の作品のメッセージは、失敗しても大丈夫。いつからでもやり直せるよということ。本当にその通りだと思います」

後藤「僕も同じように思います。サニーの場合は、悪いやつに流されたり痛い目にあったりしながらも、『誰かの役に立ちたい』と前のめりになりながら、また失敗して。行ったり来たりしながら最終的にみんなの信頼を取り戻し、しっかりした芯ができていく成長キャラです。人として学ぶべきことがたくさんあるなあと感じました

賀来後藤「ぜひ親子で観に来て欲しい映画です! みんなで力を合わせることの大切さなど、子供だけではなく大人にも強く心に響く作品になっています。『本当に顔が登場人物に似ているのか?』を確認しにくるのでもOKです(笑)!」
 

DATA

『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』
3月26日(金)よりシネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほかロードショー


びっくりどっきりな発明品に、ソドー島は大ソードー?!
みんなで見たことのない未来を探しに行こう!

トーマスたちが暮らすソドー島に〈未来の発明ショー〉が開かれることになり、世界中から発明家たちがやってくる。日本から来た世界最速の超特急ケンジや、怪しい2人組を乗せたきかんしゃサニーもソドー島に到着する。発明家のルースから、「きかんしゃは史上サイコーの発明よ」とほめられたトーマスは、ショーを盛り上げようと大かつやく!! ところが、ダンスする巨大ロボットや自動ミルクシェイクマシーンにワクワクしている間に、空飛ぶ車の設計図が、何者かに盗まれてしまった! 行け、スチーム・チーム! 力を合わせて未来を守れ!

声の出演:比嘉久美子、田中 完 ほか
ゲスト声優:賀来賢人、後藤淳平(ジャルジャル)
提供:ソニー・クリエイティブプロダクツ
配給・宣伝:東京テアトル 
HP:『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』公式サイト

© 2021 Gullane(Thomas)Limited.

 

PROFILE

賀来賢人

1989年生まれ、東京都出身。2007年に俳優デビュー後、ドラマ・映画・舞台・CMなど多方面で活躍中。主な出演作は、ドラマ「Nのために」(’14)「半沢直樹」(’20)、映画『今日から俺は!劇場版』(’20)『新解釈・三國志』(’20)『ライオン・キング』(プレミアム吹替版)など。

ジャルジャル 後藤淳平

1984年生まれ、大阪府出身。2003年、高校の同級生だった福徳秀介とジャルジャルを結成。「キングオブコント2020」で優勝。公式YouTubeチャンネルの登録者が113万人超えの人気コンビ。最近では俳優としての活動も増えている。


写真:松尾夏樹
文:脇谷美佳子
スタイリング[賀来賢人]:小林新(UM)
スタイリング[後藤淳平]:中村陽子
ヘアメイク[賀来賢人]:内山多加子(Commune-Ltd.,)
ヘアメイク[後藤淳平]:タカダヒカル(PARADE)

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