時事・コラム

帰宅したくない…パパが“フラリーマン”になる理由

何をしてもいい時間=自由
妻も切実に求めている

人は”フラリ”する時間も必要です。ある夫婦は帰宅時間を確認する朝のやりとりをやめた途端、夫が定時帰宅になったそうです。お陰でお互いのストレスが激減しました。

フラリーマンの共通点は、被害者意識です。お金が自由に使えない・仕事が大変・自分の時間がとれない、なのに妻ばかりラクしてズルいという感情。つまり未成熟で自己中心的なので、承認欲求は強いのに相手への気持ちには疎いのです。

大変なのは妻も同じ。育児に退社時間はありません。妻だって自由を求めていることを理解しましょう。



 

KEY WORD フラリーマンとは?

もともとは目白大学名誉教授・社会心理学者の渋谷昌三先生が2007年に刊行された著書『上司が読めると面白い』の中で、家庭を顧みず居場所を失いふらふらするサラリーマンの姿を名付けた造語。今年9月にNHKで放送されたのをきっかけに炎上。「子育て中の主婦に”フラリ”する自由はない!」「こっちは自分の時間もなく育児しているので、小さな子どもがいるなら帰ってきてほしい」といった多くの怒りの声が上がった。

 

CHECK あなたもフラリーマン予備軍?

チェックが多いパパは、フラリーマンになる要素を秘めているかも。

□退社後、「すぐ家に帰りたくない」と思うことがよくある

□仕事を終わった時、爽快感や達成感をあまり感じない

□「家に帰ったらあれしよう」というイメージが湧かない

□帰宅後を考えると、マイナスイメージしか湧いてこない

□妻にあれしろこれしろと指示されるのを憂鬱に感じる

□自分ばかりが大変で、妻はラクしていると思う

 

ADVICE フラリーマンを抜け出そう

1.”ふらふら”(何をしてもいい時間=自由)を妻にも楽しんでもらう努力を。または、夫婦で同じ時間を共有する。

2.家事も育児もクリエイティブに。「これだけは自信をもってできる」「妻には負けない」という家庭でのスキル(得意分野)を決めて、それを精一杯磨く。

3.昔は赤提灯で一杯やりながら店の女将に愚痴ってストレス解消を実現できたサラリーマンだが、今の時代、産業医など第三者に愚痴を吐き出すことも大切。

 

PROFILE

香山リカ RIKA KAYAMA

東京医科大卒。精神科医。豊富な臨床経験を活かして、現代人の心の問題を中心に、新聞や雑誌など様々なメディアで発言を続けている。著書に 『ノンママという生き方 子のない女はダメですか?』(幻冬舎)、『50オトコはなぜ劣化したのか』(小学館)など。


Text >> MIKAKO HIROSE

FQ JAPAN VOL.45より転載

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