3歳までが勝負! 赤ちゃんのフローラ形成が一生の健康につながる!?
2020/04/17
「フローラ」という言葉を耳にすることはあっても、詳しくは知らない人が多いだろう。実は、3歳までのフローラ形成は一生の健康につながるといわれている。一体どんな影響を与えるのだろうか。サンスターグループの新事業に注目してご説明しよう。
健康な口腔、腸、肌の基礎となる
フローラって?
一生健康で豊かな人生を送るためには、乳幼児期からの環境、習慣づくりが重要といわれている。特に3歳までの時期はその人特有の菌叢「フローラ」を形成する大切な時期だ。
フローラとは、善玉菌や悪玉菌などのさまざまな菌の集まりのこと。よく知られているのは「腸内フローラ」だが、実は口腔や肌にも存在している。
子供がお腹の中にいるときから幼少期にかけての育て方がフローラの形成に大きく影響することがわかっているので、この時期にしっかりとケアすることが大切だ。
赤ちゃんの歯が生え揃う1歳7ヶ月から、3歳頃までの期間は「感染の窓」と呼ばれ、虫歯菌に感染しやすい時期といわれている。この時期までに仕上げ磨きの習慣をつけておくと、将来の口腔トラブルを防ぐことにつながるだろう。
仕上げ磨きをスムーズに開始するためには、歯が生える前からスキンシップを兼ねて口まわりをきれいにすることに慣れさせておくことがおすすめだ。虫歯は親から子へ伝播するため、妊娠中や産後のママのオーラルケアも重要になる。
腸内のフローラは、腸だけでなくアレルギーや肥満など、全身にも影響を与える可能性がある。赤ちゃんの腸は胎内にいる時点ではほぼ無菌だが、3歳頃までにその子特有のフローラが形成され、その後はあまり変化しないといわれている。
生活環境や食べ物を意識することで、3歳までに腸内フローラをバランスよく育てることが大切だ。
肌にもフローラが存在していて、保湿と肌バリアに影響を与えている。バランスが崩れると、肌荒れやアトピー性皮膚炎の原因になるため、新生児からのスキンケアにより、肌フローラのバランスを整えて肌バリアを育てよう。
フローラ形成が
一生の健康を左右する
サンスターグループは「100年mouth100年health」を掲げ、お口の健康を起点とした、全身の健康と豊かな人生を目指す事業を行っている。
妊婦のフローラも子供のフローラ形成に大きく影響することから、妊娠中も含めた生まれる前からの子供の口腔に着目。
0~6歳の子供、妊活・妊娠・子育て中の大人をターゲットにした製品開発や情報発信を、2020年春、4月中旬から本格的に始動する。「Club Sunstar」では、先端の科学に基づいた情報を発信中だ。
赤ちゃんの口腔、腸、肌のケアについてのアドバイスはこちらをチェックしてみてはいかがだろうか。