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使えるモノはドンドン使う! 忙しいパパに重要な”柔軟性や積極性”とは?

2020年の子育てライフをハッピーにするためには、夫婦の協力体制が何よりも重要となる。そこでパパに求められるのは、「家事育児のクオリティ」。パパとして何を心がければよいのだろうか。

令和専用OSにアップデートして、
パパを楽しもう!

時代が令和に変わって、早くも半年が過ぎた。

どんな時代であっても父親が大切にすべきなのは、夫婦の協力体制を築くこと。「俺はこう思う」「こうして欲しい」ではなく、ママの笑顔を優先しよう。特に出産直後のママに掛かるストレスの大きさは、男性には決して想像がつかない。赤ちゃん期は可能な限り産休・育休を取得して、家族に寄り添いたい。

子育て環境は、時代とともに変化し多様化している。家事・育児の分担は、子育てファミリーの数だけあって良い。パパの方が仕事の融通が利くなら、保育園の送り迎えはパパがすれば良い。保育園からの緊急連絡先をパパにしておく、というケースだって最近よく聞く。料理はママに任せても、テーブルの準備と片付け、料理時間の子供の相手はパパの出番だ。

仕事が多忙なパパであれば「間接育児」に磨きをかけることをオススメする。つまりは家事や妻の心身ケアに注力すること。帰宅後に掃除や洗濯をして妻の家事の負担を軽くしたり、妻の話をゆっくり聞いたり、マッサージすることが、妻の心身的余裕をつくり、間接的ながら育児に参加していることになるからだ。

夫婦お互いの得意・不得意を尊重し、許し、協力し合いながら、家族全員が笑顔で暮らせる最適な分担……、それは夫婦のコミュニケーションで決まる。子育て中は“妻との対話を大切にする”ことを肝に命じておこう。

その時間もとれない、心に余裕がない、となれば、外食やレトルト食品、あるいは家事のアウトソーシングに頼ったっていい。時間対効果をしっかり見極めて行動することで、子供や妻と過ごす時間は格段に増えるだろう。そのために掃除ロボットや食洗機、ドラム式洗濯乾燥機など「使えるモノはドンドン使いこなす」……そうした柔軟性や積極性を身に付ければ、次世代パパに相応しいスキルが身に付くはずだ。


PROFILE

NPO法人ファザーリング・ジャパン
ファウンダー 安藤哲也氏


FQ JAPAN VOL.53(2019年冬号)より転載

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