家族の絆を深める「こども参観日」って? 育児に対する職場の理解促進にも!
2020/02/05
「こども参観日」とは、“家族の絆”と“育児への理解”を高めるために実施される我が子が職場見学をするという取り組みだ。ゲンナイ製薬株式会社は定期的に開催し、2020年1月8日にも行った。社員が我が子に誇れる会社づくり、その中身とは……?
子供が親の職場を見学
社員の子供が職場を見学する「こども参観日」は、安心安全な製品を届け、社員が我が子に誇れる会社づくりを実現しているからこそできる取り組みだ。
この度、ゲンナイ製薬株式会社は2020年1月8日に「こども参観日」を開催し、社員の子供5歳と1歳が参加した。5歳の男の子は朝礼から社内各所を見学。男の子は人見知りもなく「これは何?」「今は何をしているの?」と各社員に質問をしていた。プロカメラマンのアシスタント体験や撮影用の小物づくり、デスク整理を手伝った。
また、1歳の男の子はママ社員のヒザ上でデザインの仕事の見学をしながら、邪魔することなく終始笑顔で過ごした。家に居る時とは異なる母の表情や雰囲気を感じ取っていた様子だ。
なぜ「こども参観日」が始まった?
こども参観日を行った背景には、2つの目的がある。
①親の仕事を知り家族の絆をより深める
②育児に対する職場の理解促進
こども参観日は、若手職員からも「将来の育児のイメージが浮かんだ」と好評であった。育児に直接関わらない世代にも理解促進になるのはメリットだ。
「おとな参観日」で親孝行
社員の親が職場見学をする「おとな参観日」も開催している。
「娘の働く環境を知ることができた」「お世話になっている方々に直接挨拶ができた」などの感想があり、親孝行や安心につながっている。
このように、保護者が子供の様子を見学する参観日とは逆に、子供が親の仕事ぶりを見学する取り組みは斬新だ。仕事に取り組む親の姿を見せることで子供には刺激となり、家族の絆や勤労観につながり、職業観を育むことにも繋がる。
子育て世代が働きやすい環境が、家族に誇れる社風に繋がっている。
DATA
Text:sarabaspica