「周りの子よりも落ち着きがない……」子供の言動への不安はどう解消する?
2019/12/01
子供の落ち着きのなさが気になって、他の子とつい比べてしまう……。子供の言動に対する不安を、パパママはどう乗り越えるのが良いだろうか。保護者への意識調査をもとに紐解いてみる。
落ち着きがない子供。
どう接したらいいの?
子育てには、常に不安や疑問がつきまとうもの。保育園や幼稚園で、自分の子が周りの子たちより「ちょっと落ち着きがないかも」と感じているパパママもいるだろう。
子育ての仕方の問題? それとももしかしてADHD? 不安と疑問が募るものの、その対処法や子供との接し方がわからずに悩んでいる人は多いはずだ。
そこで今回は、キッズサプリ『relap(リラップ)』の製造・販売を手掛ける株式会社nanairoは、幼児~小学校低学年の子供がある保護者を対象に、「子供の性格としつけに関する意識調査」を実施した。
同年代の子供がいるパパママは、ぜひ参考にしてほしい。
同じような不安を持つ親は多い
まず、「自分の子供の落ち着きのなさに不安を感じることはあるか?」と質問したところ、「はい(54.8%)」と回答した人が「いいえ(45.2%)」よりも多い結果となった。
子供と関わる上で、正確や行動に不安を抱えている保護者は一定数いるようだ。
迷惑をかけてしまうかも……
という気持ちから来る不安
上記アンケートで「はい」と回答した保護者の中で、「どのようなところに不安があるか?」と聞いたところ、多い順に「落ち着きがない(51.0%)」「集中力がない(47.5%)」「泣き虫(31.4%)」「周りの友達に迷惑をかける(15.0%)」「よくケガをする(10.8%)」となっている。
落ち着きがない・集中力がないことに対して特に不安を感じるパパママが多いようだ。
また、子供の不安な行動に対して「どのような場面で最も感じるか?」と聞いたところ、「遊んでいる時(40.4%)」が最も多く、続いて「食事の時(29.1%)」「授業中(先生からの指摘)(11.1%)」と続いた。周りに迷惑をかけてしまいがちな場面では、そう感じやすい傾向にある。
つい感情的になってしまう人も
「子育てやしつけでついやってしまうことは?」の質問に対しては、「感情的になってしまう(60.0%)」が半数を越え圧倒的に多かった。続いて「自分の考えを押し付けてしまう(15.3%)」「甘やかしてしまう(14.3%)」「放っておいてしまう(8.6%)」という結果に。なかなか言うことを聞いてくれない子供に対し、つい感情的になってしまう保護者が多いことが分かった。
さらに、子供の性格やしつけに関して悩んでいることを自由回答で聞いたところ、以下のような声があがった。
「お調子者で遊んでいる時はいいが、食事中に立ち歩くことがある。思い通りにいかないことがあると感情的になってしまう」
「自己主張が強い子供に対して、どう接したらよいか分からない」
「ADHDグレーだと思うので相談してみてはいるが、ワーキングメモリ(短い時間で情報を同時に処理する能力)が上手く働いていないと言われている」
「ADHDをどこまでサポートしていいかわからない」
落ち着きがない・ADHDの兆候があるものの、親としてどのように対応していいか分からず苦悩しているパパママも多いようだ。
では、こうした不安をどうやって解消するのが良いのだろうか?
子供が”できたこと”に
もっと目を向けてみよう
「落ち着きがない」「集中力がない」といった心配ごとは、親にとってつきものだ。つい感情的に怒ってしまうと、育児が辛くなってしまったり、子供の自信喪失や自己肯定感の低下にもつながりかねない。
できないことに不安を覚えるよりも、まずは子供が”できたこと”に目を向けてみてはいかがだろうか。良かったこと・できたことを褒めることを心がけると、親の気持ちにゆとりが生まれることで日々のコミュニケーションが取りやすくなり、子供の自信にもつながっていくはずだ。
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