「パパの育休」は最高の出産祝いだった!? 会社員男性の体験談
2019/01/30
まだ5%の男性しか体験していない「育児休業」。そんな中、育休を取得した会社員男性が実体験をもとに綴ったエッセイが発売! 育休取得までの道のり、家族との生活、職場復帰など、プレパパ必見の内容だ。
男性の育休取得率は
たったの5%
男性の「育児休業制度」への関心は昔に比べて高まっているものの、日本における取得率は最新の調査でもわずか5%強。制度がうまく活用されていないのが現状だ。
周りにも育休を取得する男性が少ないために、「復帰後のキャリア」や「お金に対する心配」が未だ拭えない人は多い。
実際に育休を取得したら、どんな生活が待っているのか――。そんな疑問や不安を持っているパパに、ぜひオススメしたい本がある。
“会社員の男性”が書いた
日本初の育休体験記
「もう少しで子供が生まれる」「現在会社員で、育休取得を考えている」「夫にも積極的に育児参加して欲しい」そんなすべての人に読んで欲しいのがこのエッセイ本だ。
『男コピーライター、育休をとる。』は、会社員の男性による、日本初※の育休体験記だ。日本で「男性の育児休業」がなかなか浸透しない中、著者である株式会社電通のコピーライター・魚返洋平(うがえり・ようへい)さんは、第一子の誕生とともに6ヶ月の育休を取得。その経験を綴った連載コラムをWEB上に公開したことで一躍人気となった。このコラムに加筆、修正、書き下ろしを大幅に加えて生まれ変わったのが、書籍『男コピーライター、育休をとる。』だ。
このエッセイの最大の特徴は、男性育休の経験を「会社員」の視点から綴っているところだが、なかでもポイントとなるのは以下の2つだ。
※「育休」をテーマに、会社員男性が執筆した紙媒体の単著として。
育休中の”リアルな生活”がわかる
近年、男性の育休取得を推進する企業が増えている一方で、身近な男性に育休経験者がいないことから「育休を取っても何をすればいいのか」「年収が下がるのでお金が心配」「今後のキャリアに響くのでは」など、不安に感じている人も多いだろう。
本エッセイでは、「育休取得への道のり」「育休中の生活」「職場復帰の問題」など、育休を取得した人が必ず直面するであろう体験について、図やグラフを用いながらユーモア溢れる文体で語られている。
今まで見えていなかった「男性の育児休業のリアル」を知ることで、自分に置き換えて具体的なイメージを膨らませることができるだろう。
家族や働くことの意味を考えるキッカケに
男性が積極的に育児に介入しない場合、女性の負担はとても大きい。日々の育児はもちろん、「保活」の壁や、女性の職場復帰に伴う時短勤務の現実……。これらは、夫婦がお互いに育児・育休という同じ経験をすることで、より理解を深め、絆を強くするはずだ。
「夫婦で子育てをすること」そして「働くこと」とは何か? を改めて考えるキッカケにもなるだろう。
育休を考えている人にはもちろん、子供や育児について知識を深めたいプレパパ、そしてプレママにもぜひ手にとってほしい一冊だ。
<書籍情報>
『男コピーライター、育休をとる。』
ISBN:9784479393184
出版日:2019年1月25日
定価:本体¥1,500+税
<著者紹介>
魚返洋平(うがえり・ようへい)
1981年生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、株式会社電通に入社。以来、コピーライターとして勤務。2019年現在の所属局はCDC。長女誕生後、半年間の育児休業を取得(妻は1年間の育休)。ウェブ電通報にてコラム『男コピーライター、育休をとる。』を連載、書籍化に至る。
<問い合わせ>
株式会社大和書房
TEL:03-3203-4511