子供が生まれると夫婦の関係はガラリと変わる? 自分の子供に嫉妬? 先輩パパがアドバイス
2018/12/24
我が子の誕生は、いろんな意味で夫婦の関係に重大な影響を及ぼす。子供の誕生は素晴らしいが、夫婦の生活がガラリと変わるので、トラブルもついてくるものだ。そこで、どうすれば、子育てをしながら安定した関係を保っているのか、英国と日本のFQ DADに聞いてみた。
自分の趣味に浸る
-BE HAPPY-
夫婦の言い争いは避けて通れない問題ですから、そこは開き直って、いかに自分がストレスを溜めないようするかが大切だと思います。僕は1人で釣りに行くことで自分のストレスや悩みをリセットしています。趣味に没頭した後は気持ちがスッキリするせいか、妻からの文句もおおらかに受け止めてあげられることができました。 川田真広(27歳)2歳児のDAD
ひと休みする
-TAKE A BREAK
親だからといって、自分の人生を全部投げ出すわけにはいきません。もし夫婦の関係を安定した状態に保ちたいなら、好きなことを趣味やプライベートなどお互いにいくらか認めあうべき。時には子供の世話を休むのも必要。そうしなければ息が詰まりそうな気分になって、そこから問題が生まれるんです。 マーカス(34歳)5歳児と3歳児のDAD
セックスに関する話を強制しない
-DON’T PUSH THE SEX ISSUE-
妻はとても難産で、娘が生まれてからは、永遠にダメなんじゃないかというくらいセックスができませんでした。僕はそのことで本当に悩んで、妻と何度か口論してしまい、罪悪感にさいなまれました。一度問題にしてしまうと重大な話に発展します。僕からのアドバイスは無理強いしないことでしょうね。 ピート(26歳)2歳児のDAD
夫婦は正直であること
-TALK!-
夫婦関係はどんな時でも、正直であることが大切なんじゃないでしょうか。僕らはいつもお互いに隠しごとはしませんし、息子が生まれる前から、子供ができると僕らの関係がどう変わる可能性があるか、話し合っていました。結局僕らが予測したほどの影響はなかったんですが、2人の関係が変化する可能性を受け入れていたことで、心の準備ができていたんだと思います。 リチャード(29歳)5歳児のDAD
自分が異常だと思わない
-KNOW WHAT’S NORMAL-
息子が生まれたとき、妻が起きている時間を全部息子に費やしていると、我が子なのにジェラシーを感じるなんて、僕だけだと思っていました。僕は自分が予備の部品みたいな気がして――まるで自分の役目を終えた、余分な人間みたいな気分でした。実際、僕は妻との関係に本当に疑問を覚えはじめたんです。初めて父親になった男が嫉妬するのは極めて普通のことだと本で読むまでは、そういう状態でした。 ディーン(33歳)4歳児のDAD
家での役割を認識する
-KNOW YOUR PLACE-
僕らのトラブルは、くだらないことが原因ばかりです。たとえばゴミをまとめるのはどっちの番か、みたいなことで口論の繰り返しでした。子供が生まれてまずやるべきなのは、すべての家事をどう分担していくか整理することです。家事って他の何よりも口論の原因になりやすい。白状すると、僕は最初の子供が生まれたときは洗濯機の使い方も知らなかったんですが、すぐに覚えました。誰が何をやるか整理すれば無駄な口論は少なくなりますよ。 マーク(35歳)3歳児と1歳児のDAD
2人の時間をつくる
-MAKE TIME -
僕にできる最良のアドバイスは、子供が生まれる前と同じようにでパートナーと過ごす時間を必ず作ること。しかも子供が生まれてから早ければ早いほど、マンネリ状態に陥らずに済みます。子供と散歩に出かけるだけじゃなくて、たまには2人で“デート”をする。それは本当にすごく楽しかったし、幸い僕らの場合は、義妹がいつも喜んでベビーシッターをしてくれたので可能だったんです。大事なのは1週間のうちに2人がカップルとして過ごす時間をなるべく多く確保することだと思います。 アダム(26歳)2歳児のDAD
自分自身がお手本になること
-BE A ROLE MODEL-
子供にどんな人になって欲しいかを妻と話合いました。ただ勉強ができるだけじゃなく、生活力を身に付けて欲しいとか。男の子でも掃除、洗濯等の整理整頓や、料理もできるようになって欲しいんです。だから子供に親の理想を求めるなら自分自身がお手本になるしかないですよね。家は共働きなのですべてフェアにやっています。出産に立ち会ったことでアレは俺にはできない、と感じたからです。だから「なるべく俺にできることはしたい」と自然に思えるようになりましたね。 丸山新人(29歳)2歳児のDAD
FQ JAPAN VOL.2より転載