仕事を休めないシングルファザーに利用して欲しい「病児保育」とは?
2018/09/12
ひとり親家庭では、子供が風邪をひいたり熱を出した時の対応が大変だ。本来は子供を看病したいところだが、仕事もなかなか休めない……。そんなシングルファザーやシングルマザーに活用して欲しい、親子支援サービスがある。
ひとり親家庭にとって
子供の体調不良は深刻な問題
シングルファザーやシングルマザーなどのひとり親家庭は、経済的にも精神的にも負担が大きい。特に、子供が風邪を引いたり、病気になってしまった時の不安は相当なもの。
パートナーがいれば共働きであっても交代で休暇を取るなどしてやりくりできるが、ひとり親の家庭はそうもいかない。長期間休みが続くと会社との信頼関係を失いかねず、最悪の場合は退社をよぎなくされてしまうかもしれない。親子にとって非常にシビアな問題だ。
子供を看病したくても仕事を休めない状況を、どう乗り越えていけば良いのだろう。
子供に付きっきりで看病!
医療機関による往診も
そんな時に利用して欲しいのが、認定NPO法人フローレンスが運営する「訪問型病児保育」。子供が病気の時、当日予約でも病児保育専門スタッフが駆けつけ、自宅で子供の面倒を見てくれるサービスだ。
病児保育中は専門スタッフが子供につきっきりで看護をし、こまめに体調チェック&記録、薬の投与も対応する。さらに、提携医療機関が往診してくれるという日本初のサービスも行っている。
ひとり親家庭の場合は通常よりも安価で病児保育を利用できるのが嬉しいポイント。その差額は支援者からの寄付でまかなっているという、NPOならではの仕組みだ。
シングルファザーやシングルマザーにとって、我が子を他人に預けて仕事へ行くことは後ろめたいと感じるかもしれない。しかし、子供が体調を崩してしまうのは成長する過程として当たり前であり、その時に周りに助けを求めるのは決して悪いことではない。
子供のためにも自分のためにも、こういったサービスを上手に活用しながら、安心して仕事と育児に取り組める環境をつくって欲しい。