気鋭のテクノロジスト集団による『未来の遊園地』がOPEN!
2014/03/20
身体を使ってアートを楽しめる、最先端の技術で作り上げられたデジタルな空間が、まもなく各地でOPENする。どの作品(=アトラクション)でも子供たちは自由に体を動かしながら、その場に訪れた他の子供たちと一緒に、共同的で創造的な体験をすることができる、まさに『未来の遊園地』である。
身体を使ってアートを楽しめる、最先端の技術で作り上げられたデジタルな空間が、3月21日の三重県を皮切りに、まもなく各地でOPENする。『未来の遊園地』と名付けられたその空間を創り出しているのは、プログラマやエンジニア、数学者、建築家、CGアニメーター、デザイナーなどなど……各分野のスペシャリスト集団”チームラボ”。彼らが生み出す作品(=アトラクション)の中では、子供たちは自由に体を動かしながら、その場に訪れた他の子供たちと一緒に、共同的で創造的な体験をすることができる。
この遊園地を生み出したチームラボは、日本の教育に対して疑問を投げかける。
「現状の日本の教育は、暗記重視で、小さいときから徹底して個人の総合的な能力を伸ばすことに集中され、個人テストで評価されています。 クリエイティブな面が少なく、チームでの評価はなく、個人主義を叩きこまれているように感じます。共同で創造するという意味の”共創(きょうそう)”。それが、子どもたちの学び、にとって、とても大切になるのではないかと思います」。
今後は遊園地で展開する作品を増やし、発展させ、全国に広げていくという。詳細は未定とのことだが、春には関東でも出展が予定されているとのことなので、続報をお楽しみに。
■光のボールでオーケストラ / Light Ball Orchestra
叩くと、色が変わったり音が鳴ったりする、光のボールによるオーケストラ。
大きいボールは他のボールと連動しているため、一つを叩くと、周囲のボールも全部色が変わり、空間全体の色が変わります。子供たちは、同じ空間で、身体全体を使いながら、大小さまざまなボールに触れることで、共同で空間の色を変化させながら、音楽を自由に奏でます。
■天才ケンケンパ / Hopscotch for Geniuses
○△□ によるケンケンパ。○△□にうまく乗ることができると、音が出て、映像によって映し出された床は、美しくなります。同じ形や色など、関連性のある○△□に連続して飛び乗ると、さらに美しくなります。例えば、□同士だと、□のエフェクトが溢れ、赤色同士だと、赤色のエフェクトが溢れます。
子供たちは、おもいっきり身体を動かしながら、遊ぶことができます。そして、より上級者は、遊びながら瞬時に、空間を抽象化し関連性を見つけ出す訓練になります。
■まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり / Story of the Time when Gods were Everywhere
紫舟+チームラボ, 2013, インタラクティブデジタルインスタレーション, 書: 紫舟, 音楽: 高橋英明
女性書道家の紫舟さんとの共創。
子供たちが象形文字にタッチすると、その文字がもつ世界が表れ、物語を創っていきます。
文字から生まれたものたちは、互いに、そして子供たちのふるまいにも影響します。
子供たちは、同じ空間で、身体を使いながら、共同で世界を変化させ、共同で物語を創ることを体験します。
映し出される象形文字がどのような意味を持つのかを視覚的に捉え考えることが出来ます。
■お絵かき水族館 / Sketch Aquarium
子供たちが描いた魚たちが泳ぐ水族館。
子供たちが「紙」に自由に色を塗ったり、模様をつけたりして、魚の絵を描きます。すると、他の子供が描いた魚と共に、目の前の巨大な水族館で、その魚たちが泳ぎ出します。同じ形の魚は、群をつくったりします。子供たち自身が水族館に近づくと、魚にエサをあげることもできます。
【オープン情報】
▶in三重県ナガシマスパーランド内「ナガシマスパードーム」
期間:3月21日(金・祝) ~ 5月6日(火・祝)
展示作品:『光のボールでオーケストラ / Light Ball Orchestra』、『天才ケンケンパ / Hopscotch for Geniuses』、『まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり』、『お絵かき水族館』の4作品
▶in大阪府「海遊館」
期間:2014年3月24日(月)~31日(月)
展示作品:『お絵かき水族館 with NTT西日本』
▶in福岡県「キャナルシティ博多」-
期間:期間は3月25日(火) ~ 5月6日(火・祝)
展示作品:『お絵かき水族館』
(2014.03.20up)