その洗濯洗剤、本当に大丈夫? 赤ちゃんの肌に合った洗剤の選び方
2018/08/31
赤ちゃんの肌はとてもデリケート! 洗浄剤は肌への刺激の恐れがある成分に注意し、慎重に選ばなければならない。今回は、赤ちゃん用の各種洗浄剤を取り扱う、サラヤ株式会社の広報宣伝室・ブランド事業部の廣岡竜也さんに、洗浄剤を選ぶコツについてお話を伺った。
一般的な洗剤に
含まれる主な成分
合成界面活性剤
水と油を混ぜ合わせる働きで汚れを落とす成分。石油や植物などを原料に人工的に合成された化学物質。洗浄力が優れていることから、一般的なシャンプーやボディソープ、食器用洗剤でもよくみられる。
蛍光増白剤
汚れを落とさずに、繊維表面に付着して紫外線を反射することで白く見せるための成分。アレルギー反応を起こすケースもあり、乳幼児には使用を避けるほうが望ましい成分のひとつ。
漂白剤
化学物質の酸化反応を利用して色素を分解する際に用いられる酸化剤や還元剤の一種。主に台所で漂白や除菌に使われるイメージもあるが、洗濯用洗剤にも広く使われている。
防腐剤
文字通り腐るのを防ぐ役割を担う成分。洗濯用洗剤では、洗剤自体を腐らせないよう、防腐剤を入れているものも存在。食品以外にも鮮度を保つ際に欠かせない成分のひとつ。
合成香料
人工的に作られた化学物質。主に柔軟剤で使用されるが、近年“香害”という言葉が聞かれるようにアレルギーや化学物質過敏症などの注意が促されている。
赤ちゃんに優しい洗剤を
見分ける2つのポイント
① 商品パッケージをよく注目するクセづけを
店頭にてセール中の洗剤があるから……と、つい手を伸ばしがちだが、赤ちゃんのことを考え、ぜひ洗剤のパッケージ裏の成分一覧をチェックする習慣を身に付けよう。よく見たら添加物が多数含まれている洗剤も存在するはず。
②洗剤に含まれている各成分をしっかり理解
例えば代表的な添加成分である「合成界面活性剤」が含まれていても、他の添加物を使っていないから“無添加”と表記されているケースも。どの添加物が入ってて、その成分の影響は?……と、成分を正しく理解することが大事だ。
赤ちゃんの肌を第一に考えて
無添加にトコトンこだわる
赤ちゃん用の各種洗浄剤を取り扱う当社としては、デリケートな赤ちゃんの肌を第一に考え、パパ&ママの声にしっかり耳を傾けています。
「アラウ.ベビー」シリーズのコンセプトは、誕生からずっと変わらず「無添加+天然ハーブ」、そして赤ちゃんの肌に刺激の恐れのある成分は使用しないこと。
そのため、洗浄成分は合成界面活性剤を一切使用せず、100%植物性の無添加石けんを採用、また他の成分においても、安価な合成成分に頼らず、天然成分にこだわるなど、無添加を意識した商品開発を徹底しています。
PROFILE
サラヤ株式会社 広報宣伝室&ブランド事業部
廣岡 竜也さん
同社が展開する全商品の広報はもちろん、企業CSR活動、環境保全運動のサポートまで多岐に渡って活躍する、サラヤのスポークスマン。
問い合わせ
サラヤ
TEL:0120-40-3636
FQ JAPAN DIGEST VOL.45(2018年夏号)より転載