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貧困地域の教育格差をなくせ! 仏が義務教育年齢を引き下げ

日本でも幼稚園・保育園の無償化への動きが注目されているが、フランスでは義務教育年齢を現行の6歳から3歳へ引き下げる方針が示されたという。その目的とは?

フランス、義務教育の
開始年齢を引き下げ

フランス政府は今年3月、義務教育の開始年齢を2019年9月の新学期より、現行の6歳から3歳へ引き下げる方針を示した。すでにフランスの3~5歳児の9割以上が公立の保育学校(2歳から入学でき無料)に通っているため、実質的に大きな変化はない。

その狙いは保育学校に通わない残り1割の児童との、教育格差の解消だ。なぜなら貧困地域や海外県では保育学校に通わない割合が高い。EU加盟国の義務教育の開始年齢は主に5~7歳だが、今回の就学の義務化により小学校以降の児童の全体的な教育水準の引き上げを目指している。

FROM FRANCE

パリ市内にある保育学校


Text >> YUKINOBU KATO

FQ JAPAN VOL.47(2018年夏号)より転載

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