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乳幼児の「誤飲事故」、正しく対処できる親は5割!?

子供の周りに潜む、様々な事故のリスク。特に乳幼児は「誤飲」による事故が多いが、消費者庁によるアンケートで、誤飲時の対処方法を知っている親は5割程度にしか満たないことがわかった。緊急時に慌てず対応するには、どのように知識を得るのが良いのだろうか?

いつでも起こりうる子供の事故
万が一に備えた対策は必須!

好奇心が旺盛な乳幼児期は、常に様々なものに興味を示す。例えば家の中で、床に何か落ちていれば触って遊んだり、口に入れたりする。

外にいる時は、少し目を離すとどこかへ行ってしまい、道路や川などの危ない場所へ一人で近づいていくことも……。

このように、子供の周りには多くの危険が潜んでいる。事故を未然に防ぐためにも、親が対策をしたり、万が一の事態に備えておくことが大切だ。

消費者庁は2018年5月23日、徳島県に設置された「子どもの事故防止プロジェクト関係者ネットワーク会議」構成機関の協力の下、同県内における0~6歳児の保護者、またはプレママ・パパに「子どもの事故防止調査」を実施。

親の事故に対する意識や知識は、どの程度あるのだろうか?



ボタン電池を子供が誤飲!
どう対処するのが正解?

■母親と父親で意識の差が!?
アンケートは、子供の年齢を0歳・1~3歳・4~6歳の発達段階に分けたクイズ形式で行われた。その結果から、母親と父親で子供の事故に対する意識に差があることがわかったのだ。

例えば、1~3歳児の子を持つ親に「誤飲・誤嚥防止対策を行っているか」を聞いたところ、「誤飲の恐れがあるものは子供の手の届かないところに保管する」と回答した母親が70.4%だったのに対し、父親は58.2%。

そのほか、4~6歳児の親が「海、川、プールで遊ぶときに少しでも子供から目を離さない」と答えた割合は、母親は86.4%だった一方、父親は74.2%と、いずれも10ポイント以上の差がついている。

■誤飲時の対処法、正答率はわずか5割
出産予定夫婦の「応急手当研修への参加経験」について聞いたところ、6割以上が「心肺蘇生法」や「AED」の説明・実技訓練を受けたことがある一方で、乳幼児で起こりやすい事故である「異物がのどに詰まったときの対処法」や「誤飲の対処法」の知識がある割合は3割以下だった。

実際、別の設問で「たばこ、ボタン電池を誤飲した時の対処法」を尋ねると、「何も飲ませず、吐かせないで至急病院へ行く」と正答した親はわずか半数程度にとどまっており、緊急時の対応力に不安が感じられる。

では、そういった事故に対する知識を得るには、どこから情報収集するのが良いのだろうか?

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