家族時間を充実させる”スケジュール管理術”3選
2018/06/05
仕事もプライベートも充実している父親の多くは、スケジュール管理能力が高い。会社に行く前や家に帰るまでのスキマ時間を上手く活用し、妻と2人の夫婦時間も設けられる3つのコツとは?(家族時間を増やす7つの超実践術<その3>)
家族時間を増やす7つの超実践術<その2>はもう読んだ?
スケジュール帳は、
「家族の予定から」埋める
仕事が入らなかった時間でプライベートの予定を組み立てる発想をやめよう! スケジュール帳の中に、まずプライベートの時間を書き込んでしまおう。残った時間で仕事を片付けよう!
ある得意先がある日時に商談をしたいと言ってきた。しかしその日時には、大事な社内会議が1ヶ月前から決まっていた。それならば堂々と「申し訳ございません。その日時は外せない社内会議が入っておりまして……」と言えるだろう。
次のシーン。ある得意先がある日時に商談をしたいと言ってきた。しかしその日時には、子供の3ヶ月健診が、3ヶ月も前から決まっていた。それなのに「いやー、ごめん。仕事入っちゃった……」と妻に言うのは、これいかに。
「大事な社内会議」は「得意先との商談」よりも優先される。そして「得意先との商談」は「世界にたった1人の我が子の一生に1度の3ヶ月健診」よりも優先される。それが意識の中にあるワーク・ライフ・バランスの象徴なのだ。
意識の上でのワーク・ライフ・バランスが仕事に偏っている限り、時間的なワーク・ライフ・バランスも仕事に偏るに決まっている。まずは意識の上でのワーク・ライフ・バランスを調整する必要がある。仕事とプライベートをせめて同等の扱いにしてみてはどうか。
はじめからわかっている家族の行事は、スケジュールにしっかり書き込む。よほどの一大事でもない限り、そこに仕事は入れないと決める。家族との予定も仕事上のタスクと同じくらい大事なタスクであると意識をセッティングし直すのだ。
早起きして家族の朝食を作れば
三文以上の得
家族時間を充実させている父親の多くは朝の使い方がうまい。どこの家庭も朝は戦争状態。そこで父親が家族のために早起きすると、三文以上の得がある。
特に共働き家庭の場合。朝は戦争状態と言ってもいいほど慌ただしい。夫婦の出勤時間と子供の保育園の送りの時間を気にしながら、朝一番で大量の洗濯をして、ベランダに干し、朝ご飯の準備をしながら、お弁当も作らなきゃいけなかったり……。
おまけに女性はお化粧や着替えにも時間がかかる。そして子供が朝ご飯をぐずぐず食べていたりすると、イライラは怒鳴り声に変わり、最悪の1日の始まりになってしまう。
そこでお勧めしたいのが、朝こそ父親がキッチンに立つこと。冷蔵庫にある残り物や、前日の夕食の残り物でいいから、ちゃちゃっと朝ご飯を用意する。ついでに家族の分のお弁当も作っちゃえば、妻はラクチン。夫婦ともに会社の昼休みに外食する程度のお金も時間もセーブできる。
家族揃って、朝から笑顔で食卓を囲めば、朝から充実の家族時間が過ごせる。父親の早起きは三文以上のお得なことなのだ。