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時事・コラム

〈第2回〉スーパーDAD養成講座 仕事と家庭の両立は?

父親になると世界が激変する。自分中心の生活から、子供中心の生活へ……。そんな環境で誰もが陥る戸惑い、不安。しかし! それを乗り越えてこそ「スーパーDAD」だ。今回は表題の「仕事と家庭の両立」に加え「子供と妻に対する愛情の違い」にフォーカスを当てた。

子供が生まれると
なぜ早く帰りたくなるのか

「早く帰って、子供に会いたい!」 けれど、仕事が……。そりゃあ仕事は大事、しかし子供はかけがいのない存在。働き盛りの忙しいDAD世代にとって、会う時間が少ない子供とどう過ごせば、より深い絆が生まれ、父親の存在を保てるのだろうか。

短時間しか会えなくても「量より質」で存在感を

子供が生まれ新しい家族ができると、片時も離れたくないと思う気持ちが生まれる。しかも、自分の帰りを待っていてくれる特別な存在ならばなおさらだ。しかし現実は仕事に追われて山のような書類と格闘……。

働き盛りのDAD世代はいわば企業戦士。下のグラフを見れば、他の先進国と比べて、日本の父親の育児参加時間が極端に少ないことがわかる。仕事と育児、どうしたらうまくバランスをとれるのだろうか。

子供の幼少期の記憶はとかく重要。例えば父親との楽しかった思い出は「自分は父親に愛されていた」と認識され、子供は感受性豊かに育つといわれている。そして子供にとって大人、つまり父親は大人のモデルなのだ。仕事で疲れた顔を見せれば、子供は何のことかわからずとも「父親は仕事で疲れている。なんだか仕事っていやなものだな」となってしまうもの。あんな大人になりたくない……なんて思われたらおしまいだ。

だから毎日残業が続いて疲れていたとしても、子供と接する時は、無理してでも笑顔を作るべき。笑顔を向ければ子供は喜ぶし、不思議と自らも楽しい気持ちに変化していくものだ。子供と会う時間が少ないからこそ「量より質」なのだ!

6歳未満児のいる男性の育児時間(「平成18年度発行:厚生労働白書より」)
※日本の統計は「夫婦と子供世帯」における家事関連時間。

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