今年から導入の『キッズウィーク』って、結局どうなの?
2017/12/25
『キッズウィーク』とは、小・中・高の夏休みの一部を地域ごとにずらし、子供の長期休暇を分散させることで、大人と子供が一緒に休みを過ごせるようにしようという取り組みだ。2018年度から導入が検討されるこの取り組み、世間はどのように捉えているのか…?
そもそも『キッズウィーク』って?
『キッズウィーク』とは、小学校から高校までの夏休みの一部を地域ごとにずらし、子供の長期休暇を分散させようとする取り組みのことだ。
この『キッズウィーク』の狙いの1つは、ゴールデンウィークのような大型連休を意図的に作り出すことで、大人と子供が一緒に休みを過ごせるようにすることだが、世間はこの取り組みをどのように考えているのだろう?
『キッズウィーク』が導入されたら
子供を遊びに連れて行く!
株式会社パートナーエージェントが実施した、子供のいる既婚男女(25歳~44歳)1970人に対しての『キッズウィーク』に関するアンケート調査では、以下のような結果が出た。
もし有給休暇がもらえるなら、『キッズウィーク』を利用したいか?という質問には、全体の約70%が「利用したい」と回答。
さらに、『キッズウィーク』は何をして過ごしたいか?という質問(複数回答可)の回答は「子供を遊びに連れて行く」、「家族で旅行に行く」が65%と最多の結果になった。
また、子供とのふれあいやコミュニケーションが十分に足りていると感じますか?という質問では、「十分足りている」と回答した人が約15%、「どちらかといえば足りいている」と回答した人が約36%と、合計すると2人に1人の親がコミュニケーションは足りていると回答している。
しかし、視点を変えてみると「どちらかといえば足りていない」と回答した人が約19%、「まったく足りていない」と回答した人が約7%と、4人に1人の親がコミュニケーションが足りていないと感じているようだ。
有給休暇が取れた場合に、『キッズウィーク』を利用して子供と遊びに行きたいと考える親が多いのは、子供とのふれあいが不足している、もしくは十分ではないと感じている人が多いからかもしれない。
親と子のふれあいは
子供の成長に必要不可欠
めばえ保育ルーム三鷹台の平園園長は、「親は子供にとって一番の味方」と語る。
たいていの場合、子供にとって親は一番はじめに信頼できる相手になる。そのため、親子で話をしたり、遊びに行ったりと、楽しい時間を一緒に過ごすことで自己肯定感が育まれるのだという。
子供の心の安定のためにも、親子でのふれあいが大切なのだ。
『キッズウィーク』の導入によって子供と旅行に行く機会が増えるかもしれないが、導入を待たずとも子供とのふれあいの時間を大切にしよう。