妊娠中の体調の変化、夫ができる対策はコレ!
2018/01/15
これから迎える新しい家族。 その前に、妊娠中の妻に起こる体調の変化について、 パパとしてサポートできることは? 人気産婦人科医・赤枝先生が丁寧にアドバイス!
妻のマイナートラブルを理解して
サポートしよう!
妊娠中、時期によって異なるマイナートラブルへのプレパパができる対処法を赤枝先生に伺った。
PHASE1 妊娠初期
ホルモンバランスが激変。今まで経験したことのない体の大きな変化に戸惑う妊婦さんも。
つわりによる吐き気、嘔吐、胸焼け、頭痛、めまいなど。
PHASE2 妊娠中期
つわりから解放され、安定期に。お腹が大きくなってくることによるトラブルが増加。
尿漏れ、腰痛、背中痛、妊娠線。
PHASE3 妊娠後期
お腹がますます大きくなって動くのも億劫に。血行不良や脚にかかる負担が大きくなる。
静脈瘤、貧血、恥骨痛、むくみ、こむら返り、痔、頻 尿、尿漏れ、おりもの。
どの段階でも起こるトラブル
眠気、便秘、動悸・息切れ、イライラ、抜け毛
赤枝先生に聞く
対処法
①妊娠初期 つわり
「そばにいる、という態度が大事です。家事全般、特に料理を請け負いましょう。そして、妊娠3ヶ月にピークを迎えるのがつわりです。プレパパは家事を積極的に請け負い、妻の体をいたわりましょう。」
②妊娠中・後期 むくみ
「体が重くなると血流が悪くなるのでいたるところが不調が現れます。緊張や不安を和らげ、ママをリラックスさせるマッサージがオススメです。ふくらはぎ太ももうらは、末端から中枢へ。 腰痛は、横向けに寝かせてさすります。季節に合ったアロマを選びましょう。頭痛は、首うらを温めのが効果的です。」
③妊娠中全体 鉄分・葉酸不足
「不足するのは、鉄分、葉酸、カルシウム、ビタミンB。食事やサプリで補いましょう。」
PROFILE
赤枝朋嘉先生 TOMOYOSHI AKAEDA
医学博士、東京医科大学産婦人科学講座兼任講師、日本産婦人科学会認定医、母体保護法認定医、産婦人科内視鏡学会技術認定医。東京医科大学出身。同大学病院産婦人科勤務を経て、平成17年より赤枝医院院長。平成18年日本産婦人科学会シンポジスト。
Text >> MIKAKO HIROSE
Illustration >> PANTODAIKICHI
FQ JAPAN DIGEST VOL.43より転載