注目キーワード

インタビュー

プロボクサー・村田諒太選手「父親になって世界に勝てた」

5/20(土)に有明コロシアムで世界デビュー戦を迎える、世界的プロボクサー村田諒太選手。プライベートでは6歳の男の子と3歳の女の子の父親でもある。彼の強さの根源は一体どこにあるのだろうか。

守るべき存在と帰る場所が
世界に勝てるきっかけをくれた

世界ランキングではWBA世界ミドル級2位につけ、プロに転向してから現在までの戦績は12戦12勝9KOと無敗を誇るプロボクサーだ。そんな村田さんが、海外で勝てるようになったのは、実は子供が生まれて父になってからだという。

「ボクシングは魅力的なスポーツですが、一方で、命懸けの勝負でもありますし、プロの場合、勝てなくなったらおしまいです。そんな僕にとって、子供と家庭は絶対に守らなければならないもの。『無事に生きて帰りたい、そして勝ちたい』。結婚して子供ができてはじめて、自分以外のことを考えて試合に挑めるようになった。子供たちだって、パパが負けて帰ってくるより、勝って帰ってきたほうが嬉しいでしょう。それからなんですよ、僕が海外の選手に勝てるようになったのは」。

また一方で、もし負けてしまっても、僕には帰るところがあって、『おかえり』って言ってくれる人がいる。そうした安心感は一般の方にとっても大切だと思いますが、孤独との戦いでもあるボクサーにとっては本当に大切なもの。いい意味で、心に余裕ができたんです。だから子供たちと妻には、心から感謝しているんですよ」。

家族の存在のおかげで、揺るぎない強さを手に入れた村田選手。1人の父親として、子供たちにはどのようなスタンスで接しているのだろうか。子供たち(長男6歳・長女3歳)は、現在何かスポーツをしているのか聞いてみた。

「今は特定のスポーツには興味がないみたいですが、スイミングだけは親の意思で通わせています。こればっかりは、習っておかないと出来るようになりませんし、小学校にあがったとき、泳げる、泳げないは大きな差になりますからね。あとは子供がやりたい、と言ったことを何でもやらせるスタンスです」。

そしてやりたいことが見つかったら、恐れずにチャレンジして欲しいと熱い想いを語る。

「将来、スポーツに限らず、やりたいことが見つかったら、どんどんチャレンジして欲しいですね。僕もそうですが、試合の前はすごく怖いし緊張するんです。でも終わってみると「何をそんなに怖がっていたんだ」「そんなに緊張していて良いパフォーマンスができるわけないだろう」と思うわけです。過ぎてしまえばすべて過去なんだから、子供たちには失敗を怖がらずにチャレンジしてほしいですね」。

次ページ 村田選手が考える、世界で勝つ秘訣

 

12

関連記事

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  2. 1日数時間で!? おむつが外れるトイレトレーニングが凄かった
  3. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋
  4. ペダルが後付けできる! 3歳からのキッズバイク6選
  5. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  6. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  7. パパになったら絶対に使いたい! 子育てが圧倒的に楽しくなる厳選「父親向け育児アプリ」...
  8. 【春の子連れスポット6選】旅ライターが教える!春のお出かけと場所選びのコツ...
  9. 親子のソト遊びの新定番! 多機能フライングディスクがすごい
  10. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.70 | ¥550
2024/3/8発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.68 | ¥0
2023/2/29発行

特別号
「FQKids」

VOL.17 | ¥715
2024/2/9発売

お詫びと訂正

  第16回 ペアレンティングアワード