子供を育てるにはお金が掛かる! “夢を叶える”費用計算
2017/03/13
夢の職業に就くために掛かる学習費・スクール費の相場を徹底調査! 憧れの職業につくまでの道のり(金銭面)がどれくらいのものになるか、参考にしてみよう!
前編を読む!
▶ 話題の教育経済学から学ぶ、効果的な幼児教育って?
出典:文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」
※私立幼稚園は3年間、小学校は6年間、中学校・高校は3年間で掛かる学習費。公立幼稚園の場合は、3年間保育と2年間保育の場合の保育料が2:1の割合で算出されている。
一流企業
一流企業に入るには、まだ大卒有利な状況は変わらない。文部科学省「私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果」によると、初年度学生納付金(授業料¥864,384、入学料¥261,089、施設設備費186,171)は合計¥1,311,644。入学料以外は2年時以降も必要。
公務員
「子供に将来なってもらいたい職業は?」というアンケートでは必ず上位に挙がる職業・公務員。じつは国家公務員、地方公務員、警察官、消防官などかなり幅広い分野で高卒で受験資格あり。そうした職種の場合、教育費は高校以上の学費を用意する必要はない。
スポーツ選手
現実的に学校教育だけでプロスポーツ選手になるのはまず不可能。学校教育費以外に各種スポーツクラブの費用が必要だ。スポーツクラブの費用には、月謝以外にも入会金、年会費、大会登録費、スポーツ保険代、遠征費、用具代費用などが発生。子供のプレーするステージが上がるたびに費用は上昇。
先生
文部科学省HPを見ると、「日本の学校の先生になるためには教員免許状が必要」と書いてあり、教員免許を取るためには教職課程のある大学に通うのが一般的。国立の教育大学入学金は¥282,000。1年間の授業料は¥535,800が標準であると国立大学法人法で定められている。
医者
医者になるために必要なのが医師免許。厚生労働省の行っている医師国家試験への合格が必要だ。大学医学部の場合、医学部のある大学の公式HPを調べてみた限り、授業料・設備利用料などで6年間合計では少なくとも¥20,000,000以上の学費が掛かることが判明。
ユーチューバー
子供の将来の夢ランキングに「ユーチューバー」が登場し話題となったが、プロユーチューバーになるにはかなり難易度が高そうだ。もちろん学歴なんて関係なし。とは言え、試みにとある映像制作系専門学校の学費を調べて見ると、入学金、実習費、授業料、施設設備費などで初年度だけで約¥1,400,000。
※プレスクールの項目で紹介している価格は、各スクールのホームページに記載されていた大手・人気スクールを10ヶ所選び、各スクールの月謝を調査して平均月謝を算出。表記は平均月謝×12ヶ月。相場を表したもののため、あくまで目安。
※幼稚園・小学校・中学校・高校の項目は、文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」より抜粋。学校教育費のほか、学校給食費や学校外活動費(習い事も含む)の合計として算出されている「学習費総額」を掲載。
※FQ JAPAN VOL.41(2016-17年冬号)より転載