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父親から学んだ事は何だろう? 漫画「プロチチ」スピンオフ企画

漫画「プロチチ」スピンオフ企画! 独立して会社を経営しながら育児する、独自の「プロチチ論」とは? 父親の役目って「子供が社会を学ぶ最初の人間」なんだと思うんです。血はつながっているんだけど、なんかよそ者みたいな……。幼少期に何回か父の仕事の現場に、見学に行ったこともあるんですよ。

父親から学んだ事は
なんだろう?

私が16歳の時、舞台俳優を志したんですが、珍しく自分がやり始めたことが長続きしたんです。大学も演劇を学べる芸術大学に進学したことで、父はめちゃくちゃ喜んでいたようでした。その理由は後ほど説明します。

右の幼少期の写真は、大阪で撮影したもの。私は大阪生まれの大阪育ちの関西人です。この写真の父と、今現在の私の年齢はほぼ同じなのですが、まったく同じ顔してますね(笑)。父はこの当時37歳で、私は33歳です。実は私も父も個人事業主なんですよ。私は現在保険屋を経営していまして、父は水道屋の職人でした。お互いどこかに勤めるというのが向いてないんだと思います。

父は職場の工事現場で親方だったので、「大将」と呼ばれていました。帰宅するとセメントなどで手がベトベトで、手が汚くて足が臭かったです(笑)。あと、ウィスキー好きでした。血は争えないと言いますか、私も30歳になってから突然ウィスキーが好きになりましたね(笑)。

私が5歳くらいの頃の事ですが、当時マンションに住んでいて、その屋上から通行人めがけて小便をしたんですね。まあその時は殺されるかっていうぐらい殴られましたね。そのせいか、父のイメージはとても怖かった印象があります。まあ当時は“昭和の教育”ですからね(笑)。

父は59歳の時、クモ膜下出血で亡くなったんですが、それまでは怖い人というイメージでした。断片的なのに、ものすごく印象に残っている父の記憶があるんです。幼稚園の時に運動会で父兄の人が集まって子供と遊ぶという時に、“高い高い”をしてくれたんですね。何故それが記憶に残っているかというと、怪我しているところを掴まれて持ち上げられたのでとても痛かったんです。でも私は笑顔でした。子供なりに父に気を遣っていたんでしょうね。

父親の役目って「子供が社会を学ぶ最初の人間」なんだと思うんです。血はつながっているんだけど、なんかよそ者みたいな……。幼少期に何回か父の仕事の現場に、見学に行ったこともあるんですよ。

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