「可能性を広げるのが親の役目」佐々木健介流・子育て論
2016/03/03
去年9月乳がんが発覚し、現在自宅療養中の妻・北斗晶さんを深い愛で支える佐々木健介さん。 その姿は世間に感動を与えている。100%のエネルギーを子育てに注ぐ健介さんの「子供の才能を見極めて、その能力を伸ばす秘訣」とは?
子供が悩んでいたら言うんです。
“やってみれば”って。
佐々木さん自身、レスラーとしてデビューした後、143連敗の屈辱を味わった経験を持つが、子供の才能を見極めて能力を伸ばす秘訣は? と尋ねると、ゆっくりと言葉を選びながら「チャレンジ精神です」と答えた。
「子供たちが何かに悩んでいたら、僕は言うんですよ。“やってみれば?”ってね。ポンと背中を押してあげる。子供の可能性を広げるのが親の役目ですから。僕も決して強い人間じゃありません。でも、やってみる前から失敗を恐れて諦めちゃダメなんです。しかも、失敗しても言い訳はしないこと。誰かのせいではなく、責任のすべては自分にあるんです。そういう考え方を夫婦で共有しています」。
健介さんは、お子さんが生まれた時、オムツ替えからミルク、沐浴、夜泣きのあやし、離乳食まで、子育てに100%のエネルギーを注いだ。2人の息子さんの学校行事への出席率はほぼ100%。休日に仕事は入れない主義で、友人との飲み会のようなプライベートの用事も一切入れない。
「自分のやりたいことをやるのは、子育てが終わってからで十分かな。今は自分のためより、子供との時間を大切にしたい」。
この後も、お子さんたちとのエピソードや、“子供の能力を伸ばす方法”について語ってくれた。
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佐々木健介
KENSUKE SASAKI
1966年、福岡県生まれ。17歳と12歳の男の子の父。妻は元女子プロレスラーの北斗晶さん。1986年プロレスデビュー、1997年には史上初の新日本プロレスタイトル3冠制覇を達成、2014年2月現役を引退。2012年には、「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ)にて、史上初となる家族4人によるリレーマラソンで120キロを完走した。
Photo » MASAHIRO IHARA
Text » MIKAKO HIROSE
※FQ JAPAN DIGEST VOL.36(2016年春号)より転載