時事・コラム

“雛人形をしまうのが遅れると晩婚に”の言い伝えは本当? しつけ説が背景に

女の子のパパママならば雛人形を飾ったかもしれない。もう片付けただろうか? 「雛人形をしまうのが遅れると、女の子は晩婚になる」と言われている。この言い伝えには根拠があるのだろうか。また、女の子たちはこれを気にしているのだろうか。興味深い調査結果が発表された。

現在のお雛様は誰?

そもそも「お雛様」とは誰なのか、パパママは知っているだろうか。実はお雛様とは皇后陛下なのだ。確かに「お内裏」とは天皇陛下の私的区域、御所であり、お雛様には官女が仕えている。

男雛を向かって左、その右に女雛を飾るが、これは昭和の頃からのことのようだ。もともと日本では向かって右が高位の位置とされ、天皇皇后両陛下も並び立つときには天皇陛下が向かって右に立った。西洋の流れを取り入れて皇后陛下の左に初めて立ったのは大正天皇。以来それが皇室の慣例となり、雛人形の配置も倣って入れ替わった。




みんな意外とそれを気にしてる!

「雛人形をしまうのが遅いと晩婚になる」という言い伝えについて、30歳以上の女性330人を対象にアンケート調査を行ったのは、株式会社ネクストレベルが運営するサイト「縁結び大学」だ。

雛人形をしまった時期を尋ねると、婚姻歴のある女性の方がない女性よりも若干早くしまっていたことが判明した。

誤差の範囲内と言える差だが、気にならないでもない。女性たちはそもそも言い伝えを、どの程度気にしているのだろうか。調査では言い伝えに従って早くしまうようにしていたかを質問している。6割超がちゃんと従っていたという結果が出た。

また、「晩婚になる」という言い伝えを信じるか尋ねたところ、「信じない」女性とほぼ同数の女性が、「なんとも言えない」と回答したのだ。




真実味の理由はどこに?

もちろん「雛人形をしまうのが遅れると晩婚になる」ということに科学的、統計的な根拠はない。しかし、かなりの女性が無視できないものとして受け止めている。そこには何かしら真実味を感じさせるものがあるからなのだろう。

調査を行ったネクストレベル社は真実味を感じさせる背景の1つに「しつけ説」を挙げている。雛人形を早くしまう家庭で育てば、全般的に物事をきちんと済ませられるようにしつけられ、結婚もスムーズに進むだろうと考えられた、というものだ。

今は、もはや「適齢期に結婚すること」=スムーズな人生、という価値観は時代遅れだ。そもそも適齢期という考え自体が古臭くなっていると言ってよいだろう。

ただ、物事をきちんと適時に済ませられるよう育てることは意義があることだ。その意味で雛人形をしまうタイミングに気を遣うことは大切かもしれないが、「晩婚になる」という言い伝えが今後も説得力を持ち続けられるかは疑問だ。

また、いつまでも雛人形を出しっぱなしにしておけば、一人で生きていける自立した女性に育つわけでもないので念のため。せいぜいずぼらな女性になるのが関の山だ。

DATA

株式会社ネクストレベル


Text:平井達也

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