子供が健康に育つ
空気環境の作り方講座
2014/04/17
空気をキレイに保つための5つの汚染物質除去法
毎朝起きたらすべきことや空気清浄機購入時のポイント、正しい掃除の仕方、
建材選択術などキレイで質の高い空気を手に入れるための秘訣を紹介!
【その1】こまめに換気しよう!
閉め切った部屋では、5時間ほどで揮発する化学物質が最大濃度に。外出先から帰った後や起床時は空気を入れ換える習慣を。対極2 ヶ所の窓をそれぞれ5cm、6 ~ 8 畳の部屋で5 分ほど開ければ部屋の空気はほぼ全て入れ替わる。換気扇でもOK。化学物質除去以外にも、温度と湿度の調節にも役立つ。マンションは気密性が高いため、空気の流れがほとんどなく、自然な湿度調節機能が働かないため心身を疲労させて免疫機能もダウン。新鮮な酸素を吸わないと、脳の働きもにぶって集中力が低下する。
【その2】湿度と温度の管理をしっかり!
最適な湿度は40 ~ 60%とされ、冬場、気密化された部屋ではエアコンで部屋を暖めると空気が極端に乾燥し、化学物質が揮発しやすくなる。湿度40%以下ではインフルエンザウイルスが生息しやすい。乾燥したホコリにダニなどがつくと、アレルギーや風邪の原因にも。湿度が高いとバクテリアやカビ、ダニが繁殖し、結露によってホコリを湿らせカビが発生。ちなみに人体からは1日約2リットルの湿気が放出される。湿度計付き温度計を設置して、部屋の環境チェックしよう。
【その3】空気清浄機を活用しよう!
空気清浄機は空気中に浮遊する粉塵や花粉、ハウスダストなどの「細かい粒子」や、タバコやペットなどによって発生する「臭気」を取り除く。また、粒子の小さいハウスダストだと軽いため浮遊し続けるので、これも除去が可能となる。“空質”に対する関心の高まりと、近年の外気汚染物質問題で2013 年の普及率は43.5%に。「家庭に1 台」から「1部屋に1 台」へと需要が拡大した。室内をスピーディにキレイにするには実際の部屋よりも広い部屋に対応した機種を選ぶ。吸い込み口や排出口の空気が吹き出す方向に、空気の流れの障害となるモノを置かないのがポイント。
【その4】掃除でホコリを除去しよう!
ハウスダスト(室内塵)は、ペットや人のフケ、ダニやその死骸とフン、繊維くず、カビの胞子など、アレルギーを引き起こすアレルゲンが混合されたもの。アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などの原因に。ダニの繁殖シーズンは夏だが、10月以降は夏の1.4 倍の700 匹/1㎡という調査結果もある。掃除する時は拭き掃除から。掃除機から始めると排気でホコリが舞いあがるからだ。布団を叩くとハウスダストを細かく砕いて取れにくくしてしまうため、表面を手で軽く払うようにする。布団やシーツはこまめに洗濯し、できればホコリがたまりやすい絨毯の使用は避ける。
【その5】天然素材で除去できる!
化学物質は本来自然界に存在しないもの。地球を汚染し、体内に入れば免疫力を低下させ、病気を発生させる。化学物質を使った防虫剤、除湿剤などを含む商品の使用をできるだけ避けることが重要。住環境では、オーガニックな素材を採用することで、室内に発生した化学物質を吸着したり、分解して減らす製品(化学物質低減化製品)がある。ビニールクロスの水分吸収量が24 時間でほぼ0g/㎡なのに対し、漆喰(しっくい) で約100g/㎡、針葉樹丸太で約150g/㎡、健康塗り壁といわれる天然ミネラル70 種類以上のダイヤトーマスで240g/㎡の調湿効果を示すデータもある。
空気清浄機「ブルーエア」 10分で99%以上除去!
「子供の呼吸器系疾患や免疫系、神経系の疾患が近年増加しているそうです。理由は、胎児や乳幼児の時期に摂取した化学物質の影響だともいわれ、その際たるものの1つがハウスダストです。ハウスダストはさまざまな有機化合物や、重金属類など人間の健康に悪影響を及ぼす有害化学物質に汚染されています。赤ちゃんは、室内で生活時間の大部分を過ごし、床の上をハイハイしたり、その手を口に入れたりしてしまいます。ブルーエアなら0.1マイクロメートルレベルの微粒子のカビ、ダニ、花粉、ウイルス、細菌類は10分で99%以上除去してくれるので安心です。小さなお子さんがいるお客様からは”安心して子供をお昼寝させられるようになりました”という声も頂いています。」(ブルーエア広報担当 坂井さん)
http://www.blueair.jp/
Illustration >> MIKA TAKADA Text >> MIKAKO HIROSE
※FQ JAPAN vol.29(2013年冬号)より転載
(2014.04.17up)