「正直者がバカをみるのか?」しんどすぎる保活も、やり方次第では夫婦愛に変わる!?
2019/08/04
保活は1人でやるより夫婦一緒のほうがメリットが大きく、楽しみながら行える。 4月入園までの流れと、5つの気づきを保活を実体験したパパが紹介。いつ何をすればよいのか、見ていこう。
9月 情報収集
5つの手段を利用!
ネット検索と会社の福利厚生サービス、区の子育て支援コーディネーター、区の子育て情報アプリ、先輩パパ・ママの口コミからリサーチ。保育園新設の予定なども自治体の窓口でチェック。Excelを使って、家との距離、駅との距離、電話番号、認可外の場合は保育料や選考方法などを表に2晩かけてまとめた。
※居住地域の園を洗い出す作業。早い人は4~5月から始めるケースも。後の見学申し込みもスムーズになる。
<一般論より我が家の正解が重要>
保育園は子供が1日の大半を過ごす大切な場所。夫婦の働き方や育児・家事分担などを話し合い、どの保育園を選ぶべきか情報を収集し、夫婦で精査した。
9~10月 保育園見学
5週間かけて1日1園!
魚返家は、認可・認可外を両方合わせて20園へアポ入れして見学。1日1園とし、5週間かけて園を見学。そのついでに近所にある美味しいパン屋さんに立ち寄って夫婦で保活をエンジョイ。
※「見学会」の日程が決まっている園が多い。余裕をもって各園に電話で問い合わせを。
<”保活”は夫婦の温度がそろう>
やり方次第で、保活は楽しめる。父親が保活のために育休2週間とる、みたいなこともいいだろう。自分も参加して保活するメリットは限りなく多かった。また、園を実際に見学してみないとわからないことだらけ。保活に近道はないと気づく。活動に費やした時間と労力はそのまま夫婦愛に!?
11月 行きたい園の絞り込み
最終的に合計9園に!
20園すべて見学し、遠い場所は時間的・体力的・精神的にシンドイと判断して候補から外す。最終的に家から徒歩15分圏内にある認可園6、認可外3園、合計9園に絞る。
<決め手は”人”>
施設の充実度にばかり目が行きがちだが、そこにいる保育スタッフ(すなわち”人”)の感触がどうか?というのはすごく大事。
11月末 認可園への申し込み
6つの認可園にチャレンジ
認可園は、保育園か市区町村の役所で書類をもらい、窓口に申し込み。30希望まで書けたが、希望する6園を記入した。
12~1月 認可外への申し込み
「認証保育所」2つと「保育室」1つ
ネットのクチコミをはじめとしたウワサによると「書類選考のある認可外は、認可保育園と併願というチェック項目に◯をつけた瞬間、即落選。それが保活の常識」らしい。『正直者がバカをみるのか?』と葛藤した魚返氏。
<保活は楽しめる>
保活といえば、辛くしんどい作業に思われがちだが、社会科見学のような気分で、夫婦で保活を楽しむゆとりが大切だと気づく。
保活リアル語り人
うがえり・ようへい。(株)電通 コピーライター。1981年東京生まれ。2017年夏、入社15年目、結婚生活8年目に父となり、約半年間の育児休業を取得。育休中の様子を会社のニュースサイト「ウェブ電通報」に連載。育休体験記を1冊にまとめた『男コピーライター、育休をとる。』を大和書房より刊行。
Illustration >> DAUSUKE KITA
Text >> MIKAKO WAKIYA
FQ JAPAN DIGEST VOL.49より転載