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こんなにあるの!? あなたの子供に合ったベッドはどれ?

2歳までの子供は、起きている時間よりも寝ている時間の方が長いのをご存知だろうか? 幼少期は約40%の時間が睡眠に費やされる。健全な成長のためにも正しいベッド選びは欠かせない。この記事では、子供に適したベッドの選び方について解説する。



赤ちゃんは寝るのが仕事

睡眠は人の健康に欠かせないものである。

それを否定する人はいないだろうが、子供にとっての睡眠は大人よりもさらに大切な意味を持つ。

短い期間で急速に成長する子供たちにとって、睡眠の量と質は、心身の成長において影響が大きい。

「睡眠を取るのは子供たちにできる最も重要なこと」と睡眠の専門家であるニール・スタンリー氏も述べている。

健康に育つために

子供に良質な睡眠を取らせることは決して簡単ではない。しかし日中のルーティンを決めたり、ライトを暗めにするなど、睡眠環境を改善するためのコツはいくつか存在する。

子供たちがリラックスした眠りを手に入れるためには、安心感と心地よさが必要だ。

特にベッドとマットレスは快適さや安心感に大きな影響を及ぼす。そのため、平穏な睡眠を提供するために、まずは子供に合った良質なベッドを探すところから始めるのがいいだろう。

ベッドこそ質にこだわるべき

先述の専門家、ニール・スタンリー氏はこう述べている。

「世間では、子供たちはどこでも寝られるという考え方が一般的なので、子供たちの成長を促す良質なベッドを買おうとする人は多くありません。ベビーカーは高級なものを買うのに、ベッドは安物で済ますというのは大きな誤りです。ベッドとマットレスは睡眠の質に大きな影響を及ぼします。快適な新しいベッドを買った人の75%が、睡眠の質が改善されたと回答した調査結果もあるのですから。」

同じく睡眠の専門家であるリサ・アーティス氏はスタンリー氏に同意しつつ、さらに強調する。

「使い古されたゴツゴツのベッドで寝ていたら、睡眠の質が低下し、学校での集中力も低下します。さらに睡眠時間が短い子供はより多くの食事を摂るようになり、肥満や、その他の健康問題を招く危険性もあるという研究結果もあります。なので、子供のベッドはしかるべきときに買い換えなければなりません。6歳のときに買ったベッドを13歳になっても使っていたら、適切なサポートをすることはもはや不可能ですから。」

ベッドを購入するときに気を付けるべきこと

ベッドの見た目や材質、値段ももちろん重要だが、それ以上に年齢にあっているかどうかをしっかりと確かめて欲しい。

例えば、二段ベッドは6歳以上の子供でなければ、寝ているときに落ちてしまう危険性が高く、階段から降りる際にも怪我をしてしまう子供が多い。

同様に、子供が大きくなってきたらベッドのサイズにも注意が必要だ。ベッドから体や足がはみ出てしまっては快適とは程遠いだろう。そのほかにも、収納が付いているかどうか、勉強したり遊んだりすることができるかどうかというのもベッド選びには大事な視点だ。

以下に代表的なベッドの種類を紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。

幼児向けベッド

ベビーベッドの次のステップとしてこのベッドを選ぶといいだろう。もう赤ちゃんじゃないけれど、普通のベッドでは大きすぎるといったときにおすすめだ。

デイベッド

多機能なデザインで、ベッドにもソファにもなるのがデイベッド。昼間は勉強をしたり遊んだりするスペースとして使え、夜は普通にベッドとして使うことができる。

テーマベッド

テント風のものから、レースカーのようなデザインのものまで、様々な楽しい見た目のベッドがあるのがテーマベッドの特徴だ。低い作りになっているものがほとんどなので、小さな子供でも出入りしやすいというのも特徴の一つだ。

シングルベッド

最も一般的で、おなじみのベッド。幼児からティーンエイジャー、さらには大人になってからも使える万能のベッドだ。

どんな部屋にもマッチするし、必要があれば、ベッドの下を収納スペースとして使うこともできる。

ダブルベッド

部屋に余裕があれば、ダブルベッドを置いてみるのもいいだろう。

ダブルベッドは大人になってからも長く使えるので、子供が小さいうちから買ってしまうという親も最近では増えている。部屋に合わせてサイズを選ぶといいだろう。

アップホルスターベッド

ラグジュアリーな雰囲気を出したいならこのベッドだ。デザインも豊富だし、品質も良く、作りがしっかりしている。ベッドフレームに収納が付いているものもあるので、寝具を収納したり、シーズンをすぎた洋風をしまっておくこともできるだろう。

二段ベッド

二人の子供で部屋をシェアしていて空間を最大限に活用したいときは、二段ベッドがおすすめ。なかには後々のことを考えて、二つのフルサイズベッドに分離できるものもあるので、子供が大きくなってからのことを心配する必要もない。

キャビンベッド(やや高めのベッド)

部屋にスペースがあまりないときにおすすめなのがキャビンベッドだ。ベッドの下の収納スペースを自在に使えて、押し入れやタンスがわりに使用することができる。なかには、下部がテントのようになっているモデルもあるので、子供の遊び場としても利用することができるだろう。

ロフトベッド(高めのベッド)

こちらもスペースに余裕がないときに活躍する高めのベッド。キャビンベッドよりもベッドの位置が高いので、下のスペースに勉強机を置くことも可能だ。天井の高さには注意する必要があるが、机だけでなくタンスやソファなどを置くこともできるので、ある程度大きくなって自分のスペースを増やしたい子供たちに理想的といえるかもしれない。



TEXT:Steven White

イギリスの育児雑誌「FQUK」より転載

父親の育児雑誌『FQ JAPAN』の兄弟誌。セレブパパの子育てインタビューや、最新の育児アイテム、お出かけ情報などを配信している。

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