「読み聞かせ」で子供は賢くなるの? すぐに実践したくなる3つの効果
2019/04/21
読み聞かせの大切さは誰もが耳にしたことがある。しかし疑問なのはそれが本当に効果的なのかだ。ここでは読み聞かせが子供たちにもたらす3つの恩恵を紹介したい。
物語の力はそんなにすごい?
物語を伝えること、それは文字通り人類の歴史の始まりから行われてきた。石器時代の人々は棒切れをペン代わり、泥土を紙代わりにして、洞窟の壁面いっぱいに物語を書きつけていた。時は流れ、時代はデジタル主流になり、私たちの幼年時代から比べても多くの物事が変化した。物語を伝えることは、時の試練を生き残った数少ないものの一つなのだ。話を伝える技術は、世代から世代へと受け継がれていくだろう。そして、その恩恵の大きさから、永久に途絶えることはないだろう。
読み聞かせは子供に学ぶ力を授ける
子供に物語を聞かせているとき、あなたはファンタジーの世界への扉を開いているのだ。そこにはルールなど存在しない。子供がそこへ足を踏み入れると、自由な好奇心やアイデア、創造力が溢れ出す。新しい言葉やフレーズを学ぶこともできるだろう。全ての言葉を理解することはできないかもしれない。しかし、だからこそあなたが説明してあげるのだ。それは子供が物事を学習する速度を速める効果も持っていることが証明されている。
読み聞かせは「聞く」技術も高める
ほとんどの場合、子供たちは長時間特定の物事に注意を向けることができないし、集中力もそう長くはもたない。子供と話をしていると、彼らが耳を傾ける時間よりも自分で話す時間の方が長くなることに気づくはずだ。読み聞かせはこの問題の解決のためにも効果を発揮する。ストーリーが面白いほど、子供の注意力も増すだろう。読み聞かせを通じて、子供の「聞く」技術がはっきりと向上していくのがわかるはずだ。
読み聞かせは記憶力を高める
個人的な話になるが、私には2歳の娘がいる。彼女は自分の靴がどこにあるのかを覚えるのにも苦戦しているが、絵本のキャラクターのことを尋ねてみると、名前や好きな食べ物、さらにはどんな人生を送ったのかまで答えてくれる。何日か前に読んだお話を子供に説明させてみると、子供は記憶を呼び起こし、どこが繋がっているのかを考えるようになる。読み聞かせは集中力や聞く力を養うだけでなく、記憶する技術も高めることになるのだ。
Text: Areej Ahsan
FQ UKより転載