注目キーワード

時事・コラム

「保育園探し、もう疲れた……」働くパパママを襲う”保活”が過酷すぎる

子供を預かってくれる保育園やこども園を探す「保活」。政府や自治体が待機児童対策を進めているものの、現状はいまだ厳しい。働くママたちのリアルな保活体験とは?

生まれたらすぐ保育園探し!?
保活の現状とは

保活を経験した人は口々に言う。「保活は本当に大変だよ」と。噂には聞いていても、実際に保活をはじめて”不承諾通知”をいくつも受け取ると、心が折れそうになるパパやママは少なくない。しかも、保活は年々厳しくなっているのをご存知だろうか?



しゅふJOB総研のアンケート調査によれば、保活の経験者は全体で44%。しかし、年代別に見ると50代以上の保活経験者は25%だが、30代以下では60%近くに増えている。

女性の社会進出や共働き世帯の増加などその要因は様々だが、昔よりも今のほうが遥かに保育園を探すのが大変なのだ。

下の表は、希望の施設に預けることができない比率から「保活難易度」を数値で表したものだ。右側の指数欄を見ると、30代以下の人たちは、50代以上の人たちと比べて1.5倍も保活が難しいことがわかる。


さらに、「預け先が見つからずに保活を継続中」と答えた割合を見ると、50代以上では0%だったのに対し、30代以下は11.9%もの人が預け先が見つかっていない。なんとも厳しい現実だ。

共働きが増えている現代において、子供を保育園に預けたいという家庭のニーズは急増している。3年ほど前に「保育園落ちた日本死ね」というブログ投稿が話題になったが、そこからさらに保活は深刻になっているのだ。

若い世代ほど過酷な保活
安心して子供を預けられる制度を

今回のアンケート結果を見ると、若い世代ほど過酷な保活を強いられるケースが多いことがわかる。

実際に保活を経験した若い世代の人たちからは「二度と経験したくないほど大変だった」「育休中は育児に専念させてほしい」「保活をしなければならないこと自体が問題」「希望すれば入れるような体制を整えてほしい」との声が多数上がっている。

パパ・ママ関係なく、子育て中の人たちが気兼ねなく働けるよう、安心して子供を預けられる制度ができてほしいものだ。

DATA

ビースタイル

関連記事

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 「自閉症は人格。治すものじゃない」映画のモデルとなった父子が今思う、社会の在り方...
  2. 日本人がセックスレスになりやすい理由は? 1年で約140回のギリシャ夫婦との違い...
  3. 旅ライターが選ぶ冬の子連れスポット6選!施設選びのポイントと注意点を紹介...
  4. 男だって泣きたい…離婚後に待ち受ける試練とは?
  5. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  6. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  7. 子供が怖い夢を見たらどうする? パパとママがしてあげるべきこと
  8. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  9. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...
  10. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.72 | ¥550
2024/9/9発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.69 | ¥0
2023/5/31発行

特別号
「FQKids」

VOL.20 | ¥715
2024/11/9発売

お詫びと訂正

  第17回 ペアレンティングアワード