待機児童の少なさは千代田区と豊島区、私立中進学率は文京区がトップ
2018/07/31
東京23区のうち、特に人気のある14区を対象にした調査によると、最も待機児童が少ないのは千代田区と豊島区だった。また、私立中学校への進学者の割合が最も高いのは、文京区だという。
都心の人気14区を対象に
「住みやすさ」を比較調査
7月26日に発売された『都心に住む by SUUMO』(リクルート住まいカンパニー)2018年9月号では、「人気の14区 実力比較」が特集されている。東京23区のうち特に人気のある都心14区を対象に、暮らしに関連するさまざまな要因をランキング形式で比較。対象となったのは、千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、文京区、豊島区、目黒区、品川区、世田谷区、中野区、杉並区、大田区、江東区の14区だ。
2017年の待機児童が少なかったのは、千代田区と豊島区が同率でトップ、3位が新宿区となった。
一方、私立中学校への進学者の割合が高かったのは、1位が文京区、次いで2位が中央区、3位が目黒区となった。単純に進学率だけで比べられるものではないが、小学校教育の充実度を推し量る1つの指標にできるかもしれない。
また、公園面積の割合が高いのは、1位が千代田区、2位が渋谷区、3位が江東区。上位の区には、日比谷公園や代々木公園といった大型の公園があることも1つの要因だと思われるが、親子で遊べる場所が近くにあれば、子育て中のパパママには嬉しいものだ。
そのほか、人口1万人あたりの刑法犯認知数が少ないのは、1位が文京区、2位が杉並区、3位が品川区。これらの区は、ほかの区に比べて治安がいい、といえそうだ。
『都心に住む』9月号では、出産や不妊治療に関する施策や、学童保育・学校給食費など、子どもの就学後の施策についても調査。個人では情報を集めにくい各区の公立校の取り組みについても、トピックスとして紹介している。