野菜嫌いは12歳までに決まる? 話題のベジトレとは
2018/06/15
子供の野菜嫌いに困っているが、その改善策をなかなか見つけられない、という人は多いのではないだろうか。そんな悩めるパパやママのために、最近注目を集める子供を野菜好きにするためのトレーニング=「ベジトレ」を紹介する。
偏食児童の増加で
給食でも不人気な野菜メニュー
トレンド総研から発表された子供の「食育」に関する意識・実態レポート調査によると、10年前と比べて偏食の児童が増えており、学校給食において食べ残しが多い献立の1位が「野菜メニュー」ということがわかった。
こうした中、注目を集めているのが子供を野菜好きにするためのトレーニング=「ベジトレ」だ。
そこで、子供の食育事情に詳しい料理研究家の浜田陽子先生監修のもと、ベジトレ5つのポイントを紹介する。
まず、子供を野菜好きにするトレーニング時期について聞いた。食の好き嫌いは味を感じる舌と、舌の感じた味を正しくキャッチする脳の両方が完成する8歳頃にほぼ決まると言われている。ただ、9~12歳という年齢であれば、食事や野菜に対するマナーや姿勢、情報を理解することができ、野菜嫌いを克服できるそうだ。
浜田先生は、12歳までにたくさんの成功体験を積み上げ、生産者や料理する人への感謝の気持ちなども含め、野菜に対してポジティブな気持ちを持てる経験を積ませてあげることが、野菜嫌いを克服するためには重要と語る。