パパも知っておきたい! 「ワンオペ育児」の防ぎ方
2018/05/07
子供が生まれると楽しみが増える一方で、育児への不安や不満からくる悩みもつきものだ。最近は「ワンオペ育児」という言葉もよく耳にするが、大変なのはウチだけ? 周りの家はどうやって乗り越えている? 全国のパパ・ママに対するアンケートをもとに、悩みの解決方法を紹介。
子育ての不安は
誰もが経験している!
子供が生まれると夫婦の生活が大きく変化し、それまでとは違った様々な悩みが出てくるものだ。親のどちらか一方に育児負担が偏ってしまう「ワンオペ育児」をはじめ、子育てに関する何かしらの不満や不安を抱えている家庭は多いだろう。
子供服およびベビー用品ブランド「ミキハウス」で知られる三起商行株式会社は、こういった現状を深く探るべく、「ミキハウス ベビークラブ」会員の中から約5000名を対象に、『子育てに関する悩み調査』を実施。全国のパパ・ママたちはどんな悩みを、どのように解決しているのだろうか?
特に回答が多かった
大きな「3つの悩み」
「ミキハウス ベビークラブ」会員のうち、現在子供のいる方・妊娠中の方に向けて行われた悩み調査で、特に意見の多かったのは以下の3つだ。
■1.「お金」に関する不安
産休・育休取得の際の減給や、将来の教育費がどれくらいかかるのか? など出産を控えているママからは特に不安の声が多くあがった。
■2.「家事」のやり方や分担
子供が生まれる前まではスムーズにこなせていても、出産後は育児や仕事との両立を考えなければならない。頑張りすぎて疲れを感じたり、配偶者と家事の分担がうまくいかないなど、不満を抱える声が多く見受けられた。
■3.配偶者との「関係」
配偶者に関する悩みを”複数回答可”として尋ねたところ、「配偶者が親になった自覚がない」が39.6%、「子育てに非協力的」が25.5%となっており、冒頭で触れた「ワンオペ育児」に対して不満を持つ意見が多かった。
実際、『ワンオペ育児をしていると感じたことがありますか』という問いに「はい」と答えたママ・パパは全体の41.8%で、10人中4人以上は「ワンオペ育児」を体感しているのだ。
「ミキハウス」調べ
ワンオペ育児を
防ぐには?
ワンオペ育児にならないための解決法として、「夫に頼みたいことを明確にToDoとして伝える」など、夫婦間のコミュニケーションに工夫を凝らしている先輩ママの声もあった。
女性は産休後にそのまま育休に入るケースが多く、在宅時間が増えるために、育児の負担はどうしてもママのほうに偏ってしまいがち。
赤ちゃんが生まれてすぐに父親としての意識を持つ、というのは難しいかもしれないが、ママばかりに育児の負担がかからないよう、協力していく姿勢が必要だ。
また、「お金」や「家事」に対する不安を解消するためにも、日頃から夫婦でしっかりと話し合い、お互いの役割や意見をきちんと確認することが大切だろう。
DATA
ミキハウス「子育ての悩み調査」から見えたママ・パパの子育ての現実