陣痛に苦しむ妻、あなたはどうサポートする?
2018/09/20
陣痛が始まると、なんとも表現できないようなポーズをとりながら苦しむ彼女。余計なことをして彼女に噛み付かれないためには……? これからDADになる人へ。連載育児小説「野郎のための妊娠ガイド」第6話(3)
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苦しむ彼女を見てひと言
「横になった方が楽じゃない?」
陣痛が始まるとベッドに横になっているものかと思えば、少しでも痛みを和らげるために、妊婦さんたちは分娩室を歩きまわったり、壁やベッドや椅子に寄りかかったりしながら、なんとも表現できないようなポーズをとって痛みを回避している。
だから、知らせを受けて会社から飛んできた時に、たとえ愛する彼女が下着姿で床を這いつくばっているのを発見しても、決して慌ててはいけない。動揺したり、恥ずかしいようなそぶりを見せたりせずに、彼女の痛みを和らげる手助けを君は何かしらしなければならないのだ。逆立ちだろうが、しゃがみ込みだろうが、彼女が少しでも楽になるならそれで良い。
子宮の収縮、赤ちゃんの動き、そして不安がミックスした状態の中で、彼女は楽な姿勢を探すことに必死なんだ。そして、その姿勢は大体にしてベッドに横になるといった、スタンダードな体勢ではない。彼女がしゃがみこんだら、君は腕や肩を支えてあげよう。
こういう場合にはこう対処しなければならない、という明確なルールは無いけれど、助産婦さんに聞いて、どうすればいいのかアドバイスをしてもらうと良いだろう。そうすれば、張り詰めたところをさすって和らげてあげたいと思い腰の部分に触れた途端、彼女に噛み付かれることもないからね。