赤ちゃんを健康に! ハウスダスト除去の4つのセオリー
2018/03/02
マスクをする人が目立つようになってきたこれからの季節。冬はウイルス感染症や空気の乾燥により大人も子供も体調管理が難しい季節。いざという時に正しい予防や対応ができるよう、まずはその性質を知っておこう。今回は、ハウスダストの原因となる空気中の汚染物質を除去する方法を紹介。
空気中の汚染物質を
除去する4つのポイント
①冬でも5分間の換気をする
閉め切った部屋では、およそ5時間で揮発性化学物質が最大濃度に。帰宅後や起床時に、対極2ヶ所の窓を5cm程度、6~8畳の部屋で5分ほど開ければ、ほぼすべての空気が入れ替わる。マンションは気密性が高いので、特にこまめな換気を。
②湿度は40~60%が最適
空気が乾燥するとウイルスが生息しやすく、化学物質も揮発しやすくなる。乾燥したホコリにダニなどがつくと、アレルギーや風邪の原因にも。また、湿度が60%以上になるとダニの繁殖につながるため、湿度計でしっかりチェックを!
③掃除でダニやホコリを除去
空気をキレイに保つには掃除も必須。掃除機から始めると、ホコリを舞い上げてしまうので拭き掃除から行うのが鉄則。また、夏に増えたダニの数は、10月以降は夏の1.4倍の700匹/1m²にも及ぶという。布団は叩かず、クリーナーか手で払うようにすると◎。
④空気清浄機を活用!
粉じんや花粉、ハウスダストをはじめとする空気中に浮遊している細かい粒子や、タバコなどの臭気をクリアにしてくれる。空気の吸い込み口や、クリーンな空気を出す排出口の前に、障害物を置かないようなレイアウトがポイント。
監修
一般社団法人 日本建築医学協会
子供が夢を持てる社会環境の実現を目指し、環境生理学、環境心理学、大脳生理学の最新研究データを融合させた新しい代替医療としての建築医学を提唱し、2006年11月設立。理事長・松永修岳氏。
TEL:03-5777-8863
FQ JAPAN VOL.45(2017-18年冬号)より転載