気をつけて! 赤ちゃんの健康を脅かすハウスダスト
2018/02/28
マスクをする人が目立つようになってきたこれからの季節。冬はウイルス感染症や空気の乾燥により大人も子供も体調管理が難しい季節。いざという時に正しい予防や対応ができるよう、まずはその性質を知っておこう。今回は、ハウスダストの原因や症状を紹介。
ハウスダストの原因は
室内の空気汚染
子供は大人の2倍もの量を多く吸い込んでいるという空気。部屋の空気をキレイに保ってアレルギーを予防することが大切。
一酸化炭素 (CO)
タバコやヒーターなどの不完全燃焼を発生源とし、血液中の酸素の運搬を阻止してしまう。
死亡事故に繋がる恐れも。
二酸化炭素 (CO2)
人間の吐く息や燃焼器具から発生。
高濃度でない限り症状は表れないが、集中力を明らかに低下させる。
窒素酸化物 (NOx)
燃料が燃焼する際、空気中の窒素が酸素に反応して生成される。
喘息や慢性気管支炎など慢性疾患の原因になる。
PM2.5などの浮遊粉じん
粉じんにはウイルスなどの微生物が付着しやすく、10μm以下の粉じんが肺の奥まで吸収されると気管支炎や肺水腫の原因に。
揮発性の化学物質
ホルムアルデヒドをはじめとする、発がんやアトピー性皮膚炎の原因物質。
合板や建築資材、壁紙の接着剤に含まれる。
監修
(社)日本建築医学協会
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-6-1 ナイジェリア大使館ビル3階 TEL:03-5777-8863
子供が夢を持てる社会環境の実現を目指し、環境生理学、環境心理学、大脳生理学の最新研究データを融合させた新しい代替医療としての建築医学を提唱し、2006年11月設立。理事長・松永修岳氏。
FQ JAPAN VOL.45より転載