子供の質問「なんで?」への答えが家族を変えていく
2018/01/16
子供が親に投げかける「なんで?」。回答が面倒だからと答えじまいだと、子供の学びの面に悪い影響を及ぼしそう。そんなときの対処法とは? FQ JAPANの兄弟サイトであるFQ UKの人気記事をピックアップして紹介!
待ちに待った金曜日。ソファに座って足を投げ出し、ゆっくりとテレビを観ることができる! と思ったのもつかの間、子供というものはこんなときに限って、「人生の意味」について聞いてくる。「今だけはやめてくれ!」と突き返したり、「シッシッ」と追い払ったり、「お母さんに聞いてごらん」などと言いたくなったりする気持ちはわかる。「質問はやめなさい」ということは容易いものだ。しかし、果たしてそれで本当に良いのだろうか?
なんで?
「なんで?」とわめきだす子供はたくさんいる。しかし、「こんなのやりたくない!」と言う意味の「なんで?」と、知的な質問をするときに使用する「なんで?」の間には大きな違いがある。
残念なことに、我々は、質問と聞くと前者の方ばかりに注目し、「パパがそういったからだ」と即答してしまいがちだ。親は、答えを求めている質問とただの文句の間に違いがあることを理解しなければならない。「パパがそういったからだ」と答える代わりに、「どう思う?」と聞き返せば、子供に自分で考えるきっかけを与えることができるだろう。そうすれば、子供は文句を言うかわりに目の前にあるものと向き合うようになるのだ。
声のトーンにも気をつけるべきだ。きつい口調ではなく、穏やかな話し方にするように心がけよう。きつい口調だと、子供は余計に逆上してしまうことがあるのだ。ただし、もし子供が床で足をバタバタさせて大騒ぎをしている段階であれば、もはや穏やかに話したとところでなんの効果もないので注意しよう。
※2015年3月19日に公開した記事のリメイクです。