キャサリン妃、新米ママの孤独感を打ち明ける
2017/12/08
英国のキャサリン妃は、母親のメンタルヘルスに強い関心を持ち、メンタルヘルスについてのキャンペーン「Heads Together」に取り組んでいる。母親が抱える孤独感をよく知る彼女は、新米ママ達が繋がることのできるアプリにも関心を持つ。
母親のメンタルヘルスに
強い関心
産後の女性が感じる、精神的な不調を「産後うつ」という。主な原因の1つは、出産後のホルモンバランスの急激な変化と言われ、そこに育児への不安やプレッシャーが引き金となって発症する。イライラしたり、気分が落ち込んだりと、心身ともに様々な症状が表れるのだ。
ジョージ王子とシャーロット王女を育てる英国のキャサリン妃は、母親のメンタルヘルスに強い関心を持つひとりだ。夫のウィリアム王子と義弟のハリー王子と3人で、メンタルヘルスについてのキャンペーン「Heads Together」に取り組んでいる。
「母親は、時折、孤独感を覚えることがある。同じ悩みをほかの多くの母親が経験している。勇敢であれば、何とかそこから抜け出そうと助けを求めるの」と話し、新米ママ達が繋がることができるアプリを称賛した。
また、母親だけでななく、子供にとっても精神的な健やかさは何よりも重要だと考えており「言語能力が未発達な年齢であれば、遊びを通じて学ぶことができる。幼い子供は自分が感じていることを表現する言葉を知らないから、行動でそれを表すの」と語り、年齢に関わらず、幼い頃からメンタルヘルスについての話題に触れる必要があると話した。
多くの母親の悩みに寄り添い、そして子供の心の健康を願う彼女の等身大な姿が、世界中の女性から多くの共感を集め愛される存在である所以なのだろう。
Text >> IZUMI HASEGAWA
FQ JAPAN VOL.44(2017年秋号)より転載