あなたは小泉議員の『こども保険』に賛成ですか?
2017/11/21
あなたは『こども保険』をご存知だろうか? 小泉進次郎衆議院議員らが提言した給付金制度で、将来的には保育・幼児教育の実質無償化を目指すものだ。調査の結果、働く主婦の過半数が「知らない」と答え、賛否については意見が大きく分かれた。その内容とは?
こども保険について
「知らない」51.8%
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル)の調査機関しゅふJOB総研が、『こども保険』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を実施した(有効回答数733件)。その結果、こども保険について「知らない」と答えた人が51.8%に上ることが分かった。
こども保険は、小泉進次郎衆議院議員などで構成される「2020年以降の経済財政構想小委員会」が提言し、大きく取り上げられたことで話題に。その中身は社会保険料率を0.1%上乗せして、未就学児1人当たりに月5,000円を支給し、将来的には保険料率を0.5%引き上げて、保育・幼児教育の実質無償化を目指すものだ。
阿部首相は先の衆議院選挙で、幼児教育の無償化を公約に掲げて圧勝した。世の中の風潮としても、子育てを含めた社会保障のあり方について議論する機運が高まっているように感じる。しかし働く主婦層に調査を行ったところ、過半数が知らないという結果に。3月の提言から半年以上が経っているのも関わらず、社会的な議論が深まっていないのは事実だろう。
賛否については
意見が大きく分かれる
賛否については意見が分かれているが、子供のいない人の方が反対の比率が高くなっている。こども保険も幼児教育無償化も、小さい子供がいる家庭だけの話ではなく、社会全体に影響を及ぼす議題だ。少子化対策や消費の活性化、労働人口の確保など、日本の未来にかかわる大切なテーマであることを認識し、国民全体で関心を持つべきではないだろうか。