緊急取材! バガブーCEOが語るオランダ流WLB
2017/03/27
―― バガブーでは今春「Bugaboo Bee5」を発売。マックスさんにクリエイターとしてものづくりへ込めた想いをうかがいたいと思います。バガブーは世界中で広く愛されている商品ですが、子育てファミリーにとって本当に良い商品とは、どのような物だとお考えですか?
ベビーカーであれば、丈夫で使いやすいこと。そして何より、子育てファミリーが気軽に「出掛けてみよう!」と思えるベビーカーこそがベストだと考えます。バガブーは、赤ちゃんとパパ・ママを幸せにするベビーカーを目指してデザインしています。パパやママが笑顔であれば、きっと赤ちゃんも幸せに違いないですから。
また、多くのブランドは製品のクオリティを一面的・短絡的に捉えている気がしてなりません。ベビーカーのプロモーションで頻繁に取り上げられる”軽量”、“コンパクト”、“簡単に畳める”といった特長は、スペック上の数字や一つの機能でしかしありません。
バガブーは便利な機能やスペックだけを追究するブランドではありません。私たちバガブーが重視するのは、その製品を使った家族がどれだけ幸せになれるのか、どんなに素晴らしい体験ができるのか、ということ。それこそが“本当のクオリティ”なのだと信じています。
バガブーの新製品「Bugaboo Bee5」は
子育てファミリーに新しい経験を提供する
―― 3月にリリースされ話題沸騰中の新製品「Bugaboo Bee5」はどんなベビーカーですか?
私たちバガブーでは、これまでも機能性やデザイン性と共に、耐久性を大切にした製品を生み出して来ました。実際に、旧モデルのバガブーを譲り受けて、大切に使って下さっているファミリーを世界中の街角で見掛けることができます。これはモビリティブランドとして、何より誇らしい事です。そこで「Bugaboo Bee5」では、製品デザインの段階から、より長く、より気持ちよく愛用していただくための手段の1つとして、ファブリックやグリップをパーツ交換できる仕様にしたのです。パーツ交換すれば新品と同じように気持ちよく使うことができるし、大きなゴミも確実に減ります。それは社会全体のサステナビリティを高めることにもなります。
そして同時に考えたのが、服とのコーディネート。毎日コーディネートしている服装と同じように「その日の服装やシーンに合わせてベビーカーをコーディネートできたら、どんなに楽しいだろう」と考えることで生まれたのが「Bugaboo Bee5」です。これまで誰も考えてもみなかった新しい楽しみ方ができるベビーカー、それが「Bugaboo Bee5」です。そしてこれこそがバガブー製品だけが持つ、“クオリティ”なのです。
使い勝手やカスタム性能だけでなく、次世代へのサステナビリティまでを見据えてデザインされたのが「Bugaboo Bee5」。日本の子育てファミリーにも愛用して頂けたら、これに勝る喜びはありません。
3月上旬に都内で開催されたローンチイベントでは、マスコミ、各関係者が多数訪れ、バガブーのブランドコンセプトや「Bugaboo Bee5」の説明に耳を傾けていた。の説明に耳を傾けていた。また、スタイリッシュなプロモーションビデオ、モデルを起用したファッションショー等も開催され、その世界観に来場者も心を奪われていた。
Bugaboo Bee5/バガブー ビー5
前作から好評だった、軽やかな押し心地と4輪独立のサスペンション、両対面切り替えシートはブラッシュアップ。そのうえで、シートファブリックのクッション性の向上を始めとした要所を抑えたアップグレードにより、これまで以上に魅力を増している。
「Bee5」最大の注目ポイントは、何といっても圧倒的なパーソナライズ性能。コアコレクション、メランジのあるプレミアムコレクション、豪華なシグネチャーコレクションと、選べるオプションが大幅に増えた。心踊るファブリックも一気に追加されている。その結果、選択肢の数は圧巻の792通り! シャーシ(ベース)、サンキャノピー、シート、グリップ、ホイールキャップから、好みのカラーを自由に選んで、パパ&ママ、そしてベビーを含めたファミリーのライフスタイルに合ったお気に入りの1台にできるのだ。
【DATA】
Bugaboo Bee5/バガブー ビー5
¥81,900~+税
重量:約8.9kg
サイズ:W53×D86.5×H90cm
カラー:全792通り
使用期間:新生児~体重17kgまで
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>> バガブー/バガブー ビー5 | FQ JAPAN 男の育児online
バガブー創業者・チーフデザインオフィサー
オランダ・アイントホーフェンの名門デザイン・アカデミーにて、電気スクーターや自転車をデザインしたことをきっかけに、子供の移動にまつわる問題に取り組み、デザイン性が高く、子供を持つ親たちに移動の自由を与えるベビーカーを生み出す。この革新的モビリティデザインが評価され、1994年に同校を優秀な成績で卒業。もう一人の創業者エドュアルト・ザーネンとともに、1999年バガブーを設立。フォルムと機能が調和した時代を超えて愛される製品を生み出すべく、日々挑戦を続けている。
Text » REGGY KAWASHIMA