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インタビュー

中村勘九郎 息子の「お父ちゃま」である時間が大切

映画『真田十勇士』で主人公の猿飛佐助役で大暴れしている中村勘九郎さん。歌舞伎俳優として、力強い演技で世間を魅了する一方で、家に帰れば2人の息子と大騒ぎをする普通の父親なのだった。師匠として、親として子供たちと関わっていく勘九郎さんが大切にしているものとは?

『真田十勇士』大坂夏の戦いは
僕もまさに鳥肌ものでした

2年前に記録的に大ヒットとなった舞台『真田十勇士』が、この秋、堤幸彦監督の手によって、映画化される。主演は、舞台と同じ「佐助」を演じる中村勘九郎さん。観客を目の前にしたライブである舞台と、一つの作品として作り上げていく映画。今回勘九郎さんは、どのような心構えでこの作品にのぞんだのか。

「舞台では常にお客様との息を合わせたキャッチボールが大切です。だから、自分が舞台上で、常に『自分はお客様にどう見えているか?』という、もう1人の俯瞰した冷静な自分が、いつでも僕を見ています。それに対して、映画の場合は、僕自身いつも1カット1カット命がけです。自分がどうお客さんに見られるかは意識しませんでした。気がつくと、佐助役に没頭していたという感じです」。

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さらに、佐助という人物について、このように語っている。

「佐助は自由奔放で、演じていてすご〜くいい気分でした。頭で考える前に行動している感じで、頭も体も一緒。ある意味、ブレていない。動物的本能に突き動かされて行動している感じが好きですね。天真爛漫な明るさが逆に、彼の持つ“闇”を際立たせているようにも感じます。

彼は生い立ち上、親の愛を知らずに育った悲しみを抱えています。だからこそ、同じ闇を抱えた10人を集めた……というか、自然に集まったのかもしれませんね。十勇士のキャラクターがそれぞれ10人、見事に際立っています」。

今回の作品では、英雄・真田幸村が“実は腰抜けだった”という大胆な発想で描かれていることでも話題になっている。なんといっても見どころは、大坂夏の陣での幸村や十勇士たちの奮戦ぶりである。

「僕もまさに鳥肌ものでした。腰抜けの真田幸村を演じた加藤雅也さんは、最高でしたね。ぜひ、映画館で家族で見て欲しい映画です」。

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