父親から学んだ事は何だろう? 漫画「プロチチ」スピンオフ企画
2000/05/24
我が子との絆を物語る
「逸品」はなんですか?
私の幼い頃は父親におもちゃを沢山買ってもらった記憶があります。子供の頃「これ買って」って言うと、父は全部買ってくれていました。父は6人兄弟の長男で中学から親元を離れて出稼ぎに行っていたんです。ですから学校には行っていないんですね。私が大学に進学して喜んでいた理由の1つだと思います。
でも父は学校は出ていなかったんですが、自分で経済を学ぶために新聞を読んで勉強していたみたいです。だから幼少期の父のツールのイメージは「新聞」でしたので、私と父との絆は、言ってみれば「新聞のにおい」でした。
では、自分の場合はというと、子供が生まれた当初は、妻よりも私の方が腕が太いせいか、私の腕の中でぐっすり寝てくれたんですが、3ヶ月過ぎた辺りからは、私があやしてもも泣き止まないんです。なので男性の利点といいますか、子供を抱え上げて高さを使って喜ばせてみたりしていますね。それでも妻と比べれば、私は1勝100敗くらいですが(笑)。
娘への生まれてはじめてのプレゼントで、うちの子と同じくらいのサイズのぬいぐるみを買いました。白い熊のぬいぐるみなんですが。0歳の頃って横に置いているだけじゃないですか。子供の隣にそのぬいぐるみを置いて写真を撮ったのがきっかけで、横に置いていただけの状態から、成長とともに抱っこできる様になって、それからぬいぐるみと遊べるようになって、それを「ポ~ン」と投げられるようになって、その成長過程をずっとカメラで撮影しつづけたんです。なので、そのぬいぐるみは私の中で思い入れがあります。当時は店員さんにめっちゃ聞いて購入した熊も、今はベビーカーの背もたれとなっていますよ(笑)。