我が子の“体作り”をマッサージでサポート!
2016/05/06
親子のコミュニケーションを取りながら、我が子の体作りをサポートしてみよう!
まずは、パパ自身がリラックスするために、手首をぶらぶら揺らして準備体操を。マッサージは、手の重みで押すくらいのイメージでおこなう。最初に自分の腕などで力加減を確認し、実際に赤ちゃんに触ってみて、いやがらなければ大丈夫。では、親子のコミュニケーションを取りながら、我が子の体作りをサポートしてみよう!
筋肉の発達をマッサージで促し
バランスのいい身体を養う
子供の運動能力は、適切なトレーニングで伸ばすことができる。五感を刺激して脳の発達を促すベビーマッサージは、0歳からスタートでき、運動神経の向上に効果を発揮する。今回は、 我が子の“体作り”に焦点を当てて、蛯原さんおすすめのマッサージを聞いた。
「赤ちゃんにとって全身マッサージは、全身運動をしているのと同じくらいの刺激になるんです。体が温まって、汗をかくと新陳代謝が活発に。筋肉を刺激することで運動神経の発達を促すことができます」。
我が子の筋肉にほどよい刺激を与えることで、運動能力が高まる。さらに、手首や足首などの関節のマッサージもおすすめだそう。「小さいうちから関節を柔軟にしておくと、体のバランス感覚がよくなります。このとき、一緒に指先のマッサージもしてみて。赤ちゃんの体のすみずみまで血流がいきわたりますよ。体のバランスが整うと“ハイハイ”や“たっち”が上手にできるようになります」。
運動神経が向上すれば、転んだときにとっさの受け身がとれるなど、大けがのリスクを減らすことにも繋がる。まずは、我が子の身体バランスを整える気持ちで、ベビーマッサージにトライしてみよう。
蛯原家で心がけているのは
バランスの良い体作り!
1. “ハイハイ”で体のバランスを整える
“たっち”の前に、体のバランスを充分整える期間が必要。テーブルなどを避けて“ハイハイ”がたくさんできるようにしていた。
2. 赤ちゃん自身にバランス感覚を覚えてもらう
座ったり立ち上がったりしそうなときでも、手助けは我慢。バランス感覚を養わせ、転倒しても自分で手をつけるように、という工夫。
3. 抱っこのときは“丸く”なるように
抱っこのときは、極力赤ちゃんが“丸く”なるように意識。これにより“顎を引く”姿勢が習慣づく。姿勢良く歩けるようになる。
蛯原英里(えびはら えり)
ena AMICE代表。1979年宮崎県生まれ。
2001年看護師国家資格を取得。
NICU(新生児集中治療室)に約6年勤務した経験を生かし、ベビーマッサージ講師として活躍。2014年、第1子を出産し、子育てに奮闘中。
http://ameblo.jp/ebihara-eri
Illustration » PANTODAIKICHI
Text » KANA IZUMI
FQ JAPAN VOL.38(2016年春号)より転載