欲張りパパに朗報!知らないと損する8つの制度
2016/01/12
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幼稚園なのに5時お迎え!?
預かり保育が充実!
幼稚園では、基本の教育時間は4時間と定められている。そのため、お迎えは14時頃というのが通例だ。しかし近年では、教育時間終了後に 預かり保育を実施している幼稚園 が増えており、その率はなんと82.5%(公立60.9%・私立95.0%)にも上る。この背景には、パートなどで就労する母親が増え、預かり保育のニーズが高まっていることがある。幼稚園の預かり保育は、子供を幼稚園に通わせつつ働きたいというママの強い味方。園を選ぶ際には、預かり保育の有無にも注目してみよう。
6
幼児教育でも重要な
アクティブ・ラーニング
現在、文部科学省に設置された中央教育審議会では、幼稚園から高等学校にいたる教育内容の改善について議論が行われている。「アクティブ・ラーニング」 という言葉をお聞きになった方もおられると思うが、これは、自ら課題を見つけ、その解決に向けて主体的・協働的に学んでいくという、まさに“アクティブ”な学びのこと。近年、大学をはじめ高等教育のシーンでよく用いられるキーワードだ。中央教育審議会では、子供に育成すべき資質・能力を「①個別の知識・技能、②思考力・判断力・表現力等、③学びに向かう力、人間性等」の3つを柱で整理することを検討しているところであり、幼稚園から高等学校に至るまでアクティブ・ラーニングの視点からの不断の指導の改善をできないか議論している。今後、幼稚園教育の内容について、様々な角度から改善について議論が繰り広げられる予定だ。
7
小学校との連携・接続が
進んでいる!
小学校入学後において、幼稚園と小学校の環境の変化にとまどうといった子供が、10年以上前から課題になっているのが、幼小接続の問題。このため、近年では、幼稚園では、小学校との連携・接続が進んでいる。文部科学省の「平成26年度幼児教育実態調査」によると、多くの幼稚園では、何らかの形で小学校教育との連携・接続を行っている ことが明らかになった。具体的には、年数回の授業、行事、研究会などの交流や幼稚園から小学校へ、園児の“指導の記録”が送られるなど、接続を意識した取り組みも行われている。今後はさらに連携強化が期待される。
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中高生になっても安心!
理系女子もパパと一緒に進路選択!?
2015年8月29日経団連会館 国際会議場において、女子中高生の理工系分野への進路選択を促進するためのシンポジウム 「理工系女子!ワクワク夏の文化祭!2015」 が開催された。これは、内閣府、経団連、日本経済新聞社、日経BP社が共催で実施したものであり、理工系の進路に興味を持つ女子中高生と保護者、併せて約250名が参加した。本シンポジウムにおいては、父親と一緒に来場する女子中・高校生が多く見られた。高校生が進路を考えるときに、父親と相談することが多いとの調査結果もあるそうだ。子を持つ父親にとっては、家事・育児だけでなく、進路や職業選択への支援についても主体的に参画することが求められていると言えよう。
話を聞いたのはこの人
■ 女性の活躍・両立支援総合サイト
■ イクメンプロジェクト公式サイト
■ WLBハンドブック
■ 全国のくるみん及びプラチナくるみん認定企業一覧
■ 男女共同参画局HP
■ カエルの星
■ 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)ポータルサイト
■ 男性にとっての男女共同参画ポータルサイト
■ 理工チャレンジ
Text » FUKA SASAHARA
FQ JAPAN VOL.37(2015-16年冬号)より転載