ストライダー特別座談会~子供の「転ぶ」を考える~
2015/12/08
親の役目は、安心して転べる環境を作ること
●亀谷 「身体を動かすために、運動神経は大脳から出された指令を筋肉へと運びます。行った運動は脳に伝え返され(フィードバック)、この繰り返しで運動神経は向上していきます。」
●井手川 「フィードバック経験が多いほど、運動神経が発達するということですよね。僕は小さい頃、どれだけ転んだか知れません。でも考えてみると、これだけ激しいダウンヒルコースを走っていながら、これまで一度も骨折した経験がないですね。」
●岡島 「さすがですね!」
●井手川 「でもそれも、子供の頃、心配しつつも成長を見守ってくれた親のお陰かなと。僕が教室で子供たちに自転車を教えているときに“うちの子はまだ無理です”と決めつける親御さんもいらっしゃって。」
●岡島 「親の決めつけは、子供が何かに挑戦したいという気持ちまで奪いますね。
でも、小さいお子さんを持つお父さんお母さんが、お子さんのケガを心配される気持ちはわかりますし、ストライダーの購入を迷われている方からも、“やらせてみたいけどケガが心配”という声はよく耳にします。その辺りは難しいところかなと思いますが、いかがでしょうか?」
●亀谷 「そうですね。でも、親の役目は、子供の限界を決めることではありません。安心して転べる環境をつくるのが役目です。いざというときには、手助けすればいいんです。」
●井手川 「環境づくり、まさにそうだと思います。転ばないように行動を制限するのではなく、転んでもケガを最小限に抑えるためにヘルメットやプロテクターを付けさせたり。」
●亀谷 「転ぶ経験をすることで、子供はたくさんのことを学びます。ストライダーで転ばせる体験をさせて、子供が持っている潜在能力をどんどん開花させていきたいですね。」
ストライダー
¥10,900(税別)
遊ぶ時はヘルメットを装着し、公道では遊ばず安全な公園や敷地内で、保護者の目が届く範囲で遊ぼう。
重さ:3.0kg、対象年齢:2~5歳、体重制限:27kg、カラー:全7色(ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、レッド、イエロー、ブラック)
ストライダージャパン(豆魚雷)
03-5305-6895 www.strider.jp
Photo » HARUCHIKA KEIRA
Text » MIKAKO HIROSE
FQ JAPAN VOL.37/FQ JAPAN DIGEST VOL.35(2015-16年冬号)より転載