第15回 食卓を飛び出して、野菜を育てよう!
2015/06/23
野菜を育てて気づいたこと
①野菜作りは時間作り
水遣り、間引き、芽かき、支柱立て、雑草とり、そして収穫……。野菜は、自分の思い通りに育ちません。夏場に1週間も世話をしなければ、雑草生え放題、枝伸び放題、きゅうり育ち放題……。世話する時間をやりくりすることで、家族で自然と触れ合う時間が生まれます。この時間は大切です。
②野菜は、スーパーで売っている形だけじゃない
育ちすぎたきゅうり、青いトマト、形が悪いナス。どれも、家の畑で収穫した野菜。スーパーでは全く見かけません。では、家の野菜が特別なのか? というと、そんなことはなく、スーパーで売られている野菜は、仕入れ・出荷がしやすいよう、また、売りやすいようにサイズが決まっているんです。箱に入るサイズが大事。見た目も重要。青いトマトは誰も買いません。けれど、外国では普通に売られているようです。炒めたり、揚げたりすることで、美味しく食べることができます。
③自分で育てた野菜は美味しい
当たり前ですが、採れたては新鮮で美味しい。しかも、家族で育てたなら、なおさらです。
④お裾わけすると気分がいい
夏野菜は、一気に育つので、たくさん収穫ができます。しかし、日持ちしません。そんな時は、ご近所さんに娘と一緒に、採れたて野菜をお裾わけ。とっても喜ばれます。
⑤本当の食育かな
畑をもつことで、1~4の気づきを家族で得られたことは、何よりの収穫。食べることは生きること。食べるものを育てることも生きること。ただ、パパが熱中するほど、ママや子供たちがついてこないことがありますので、ご注意を。
口から入るものが、どんな風に作られているのか。自分たちで野菜を育てることで、その苦労や、本来の野菜の姿を知ることができます。この経験は、子供たちが親になった時に、じわじわ受け継いでくれるのかなと思っています。