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インタビュー

高良健吾さん「子供を褒める父親になりたい」理想とする家庭像は?

映画『そこのみにて光輝く』の呉美保監督の最新作『きみはいい子』が6月27日より全国公開される。繊細なテーマを取り上げた作品で、主演として小学校教師を演じた高良健吾さんに話を聞いた。

苦しみと希望を描く話題作が公開

── 作品を拝見しました。かなり繊細なテーマを扱っていると感じました。

繊細でリアルな題材ですよね。それだけにリアリティを追求しすぎると、つらい結末になるかもしれません。だから映画ではそうではないアプローチをしています。登場人物にはそれぞれ違う息苦しさがありますが、最後には希望が感じられる結末になっているんです。

── 登場人物それぞれの境遇に共感できるところがたくさんありますね。

僕が演じるクラスを崩壊させてしまう新米小学校教師も、尾野真千子さんが演じる自分の娘に虐待をしてしまう母親も、状況は違えどそれぞれに苦しい立場です。この作品は、そんな彼らの背中をポンッと両手で押すのではなく、支えるように、そっと押してくれるんです。そんな優しい映画だと思います。

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── 教師の役は今作が初めてだそうですが、子供たちと演技をする上で大変だったことはありますか?

40名近い子供を前にどんな芝居をすればいいのか心配したこともありました。でも、撮影が始まるとすぐに余計な心配だったことがわかりました。お手本にならなくてはという意識が少しあったのですが、勝負する必要なんてなかったんです。大人、子供、と線を引かなくてもいいんだとわかりました。

── そうなんですね。高良さんが演じたのは、小学校の新米教師です。役づくりは大変でしたか?

新米なので、芝居をするときは“1年目の気持ち”を思い出しながら役に臨みました。僕が役者を始めて1年目のときは、いろいろと辛いことがありました。理想に実力がついていかずに落ち込んでしまって……。今回演じている岡野先生と同じように自分の未熟さゆえに周囲を傷つけることもありました。そういう気持ちを改めて思い起こしていました。

── 座っている岡野先生に、甥っ子がギュッと抱きついて、「がんばって」と繰りかえすシーンが胸に迫りました。

この作品のキーフレーズのひとつに、「抱きしめられたい。子供だって。おとなだって。」というものがあります。褒められたり、励まされたりすることは、いくつになっても嬉しいし、必要なことですよね。

── この映画を通じて、感じてほしいことがあるとすれば、それはなんでしょうか?

大人だからこそ我慢していることもたくさんあると思うんです。“大人だから” “ちゃんとやらなくちゃ”って。そのこと自体は肯定も否定もしないのですが、事実として受け止めて、“大人でも頑張っていることは、実はすごいことなんだよ”と。そういうことに気づいてほしいですね。

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