7人家族の頼れるDAD 薬丸裕英インタビュー
2014/10/20
7人家族の父親としても有名な薬丸裕英さんに、大家族をひとつにまとめる父親術についてお聞きした。
子供たちを海外修行へ!
世界を見せる薬丸家の子育て
息子3人、娘2人。大家族の父親としてもおなじみの薬丸さん。
なんと、子供たちに海外生活を経験させるのが子育てのポリシーだという。
「僕は子供たちが親の想像の範囲でしか成長しないのが嫌なんです。
海外に出すのは、いろんなことを経験してもらいたいから。経験に勝るものはないと思ってます」。
そう語る薬丸さんだが、長女を送り出すときは、実のところ複雑な心境だったという。
「男の子と女の子は違いますからね!長女も特に積極的じゃなかったし、無理に行かせなくてもよかった。
でも、妻や先に海外生活を経験した長男が強く勧めたので、結局行くことになりました。
本当は行かなくてもよかったんですけどね……」。
男の子に対しては千尋の谷に突き落とす獅子のように、〝海外修行〞に送り出す薬丸さん。
でも、女の子には甘〜〜〜いパパなのである。
「それは仕方ないでしょう! 妻にも〝たまには怒ってよ!〞なんて言われてます。自分では別に甘いとは思ってない。
だけど周りに言わせれば完璧な〝えこ贔屓〞だそうです(笑)」。
ゲームがいくら上手にできても
素敵な思い出にはならない
番組やCMなど、忙しい日々を送る薬丸さんだが、子供と遊ぶ時間を惜しむことはない。
特にアウトドアは子育てに於いても重要だと語ってくれた。
「昔からキャンプにはよく行きましたね。ワンボックスカーをフルフラットにして、みんなで一泊したこともありました。
そのままルーフを開けて星を眺めたりとかね。バーベキューをしたりカレーを作ったり。
人参の大きさなんてバラバラでも気にしない。うちは小さい頃から包丁を持たせてましたから、みんな料理ができるんですよ。海外にいて日本食が恋しくなったら、自分で作るしかないですから」。
ゲームばかりに夢中になり、家から飛び出さない子供たちが増えている現状に、
外遊び派の薬丸さんは、一抹の寂しさを感じるという。
「僕らの頃は、ピンボールだったりインベーダーゲームだったり、遊ぶのはせいぜい一週間に一回くらい。
でも今の子供たちは下手すれば毎日、携帯電話でゲームができちゃうわけですからね。
でも、家の中でゲームばっかりやっている記憶と、外で伸び伸び身体を動かした記憶とでは、
成長する過程の中で、記憶に残る割合が全く違うと思うんです。
〝あのゲームで最高点を叩きだしたのは、確か3歳のときだったなあ……〞なんて思い出さないでしょ(笑)。
だったら家族であそこの渓谷に行って川遊びしたなぁとか、キャンプに行ってバーベキューしたなぁとか、
お父さんと自転車の練習をして乗れるようになったとか、そういう事のほうが、ずっと記憶に残るはずですよ。
それとやっぱり光を浴びて遊ばないと、人間の体が持っている機能がちゃんと反応しなくなっちゃうんじゃないかと思いますね」。